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「京都の社寺仏閣」一覧

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23日は花咲く松尾大社のお祭り「神幸祭」です


桜は遅咲きの桜を残して終盤を迎えています。その一方、次の花のたよりが届いていますね。たとえば松尾大社のやまぶき。19日時点で5分咲きというところでしょうか。一重の山吹が先に咲いている印象でした。

次の23日(日)10時からは松尾大社の松尾祭・神幸祭。松尾大社の神様が町においでくださる…なので通称「おいで」と呼ばれています。

当日は、松尾七社のうち月読社の唐櫃と6基の神輿(大宮社、櫟谷社、宗像社、三宮社、衣手社、四之社)が、本殿にてご祭神の分霊を受けたのち、拝殿廻し(拝殿を3回廻る)を行い順々に神社を出発。「桂離宮」の東北方より船に神輿をのせて桂川を渡っていきます。全基集結したら団子神饌という神事を行い、各御旅所へそれぞれ向かいます。そして5月の「還幸祭」(2017年は14日)まで駐輦されます。還幸祭は神様がおかえりになるので通称「おかえり」と呼びます。

かつては「松尾の国祭」とよばれた歴史ある松尾大社の神幸祭。たくさんの氏子衆の熱気に包まれるお祭りです。やまぶき鑑賞とともに見物に出かけてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、桂川沿いは場所によって菜の花も見頃です。

【京のこたび番外編(vol.2/全3回)】桜名所の京都洛西の地へ国宝の仏様に会いに


京都いいとこマップ(2017年3・4月号)京のこたび「大原野」編で、誌面に少ししか掲載しきれなかったものをど~んとご紹介します。京都ツウになれる情報かも!(全3回)

大原野に国宝の仏像が拝観できるお寺があります。場所は花の寺と名高い「勝持寺」のおとなり「宝菩提院願徳寺」。いまから約1300年前の白鳳時代、持統天皇の願いをもって創建されました。持統天皇は女性の帝。藤原京をつくった人物で、天武天皇の皇后です。当時の御本尊・薬師如来。現在は太秦の「広隆寺」にて安置されているそうです。

かつては京都府向日市に広大な境内がありましたが、応仁の乱などを経て荒廃が進みます。昭和に入って本堂を現地に再建。一時期、勝持寺に移していたご本尊も帰座…という経緯を持つお寺です。

↑この奥に見えるのは勝持寺の門。手前の石垣の上に「宝菩提院願徳寺」はあります。

階段をのぼってベルを鳴らし、拝観したい旨を伝えて中へ。拝観料を払い、いくつか注意事項を聞いてから御本尊を安置している建物へ入ります。

↓建物前から振り返った時の景色

内部中央には国宝の如意輪観世音菩薩半跏像。約1200年前の平安前期につくられた木造の仏像です。彩色はなく、1200年前のカヤの木の色が自然と移り変わったままの色合いをしている仏様です。漆黒ともまた違う、美しい風合いでした。心願成就・子宝授与のご利益があります。

ほかにも平安後期の仏像や江戸時代の青不動明王など、さまざまな寺宝と対峙できます。電気をつけることもできますが、薄ぐらの堂内で仏様と向かい合うのもおすすめ。

小さなお寺ですが、その歴史の重みや荘厳さをひしひしと感じる古寺です。大原野散策の折はぜひ足を運んで見てください!

【京のこたび番外編 大原野編(全3回)】
vol12017年秋にオープンする蕎麦屋のそばを食べてきました
vol2桜名所の京都洛西の地へ国宝の仏様に会いに
vol3大原野の桜2017開花状況
※掲載情報は2017年2-4月頃取材したものです

知恩院


浄土宗の総本山「知恩院」が紅葉で華やぐ季節。空から地上から、撮影させていただきました。徳川将軍家によって拡大された寺領にひろがる大伽藍、国宝指定の三門、昭和の名庭「友禅苑」…その荘厳な佇まいをぜひご覧ください。

12月31日には大鐘楼での除夜の鐘も名物。12月27日の試し撞きでもその様子を見学することができます。知恩院の除夜の鐘については、京都いいとこマップ2016年11・12月号「京の歳時記」コーナーでも取り上げていますのでチェックしてみてくださいね。

▼知恩院
http://kyoto.graphic.co.jp/guide/chion-in/

▼京都いいとこマップ11・12月号を読む
http://kyoto.graphic.co.jp/library/

聞いてみよう!お坊さんのはなし


秋のライトアップ開催中の「知恩院」では、土日祝限定で「聞いてみよう! お坊さんのはなし」を開催されています。

知恩院のお参りを通して、より仏教を身近に感じてもらえるように、「おかげさまの心」「お寺のお参りの心構え」「極楽と天国の違い」といったお話が聴けるこの催し。お話の後には木魚を叩きながら「南無阿弥陀佛」とお念佛をお称えします。

京都の夜…お坊さんと一緒にお寺で貴重な体験をしてみませんか。

【秋の紅葉ライトアップ2016 概要】
期間: 2016年11月3日(木・祝)~12月4日(日)
拝観時間: 17:30~21:30(21:00受付終了)
場所: 友禅苑、三門、宝佛殿、女坂
拝観料: 大人800円(高校生以上) 小人400円(小・中学生)

【聞いてみよう! お坊さんのはなし 概要】
期間: 11月6日(日)以降の土・日・祝(計10日間)
時間: ①18:00~ ②18:45~ ③19:30~ ④20:15~
※各回15〜20分程度
※状況により開催時間変更の場合あり
場所: 宝佛殿

▼知恩院
http://www.chion-in.or.jp/
http://kyoto.graphic.co.jp/guide/chion-in/

【京のこたび番外編(vol.1/全3回)】秋の東福寺塔頭めぐり


京都いいとこマップ(2016年11・12月号)京のこたび「東福寺・泉涌寺」編で、誌面掲載しきれなかったものをご紹介。紅葉だけではない魅力をお届けします(全3回)

紅葉名所「東福寺」ですが、東福寺だけ行って帰っていませんか?東福寺にあるたくさんの塔頭寺院。その一部の寺院では、通年で一般公開を行っています。

■光明寺
■同聚院
■霊雲院
■芬陀院
■勝林寺(秋季は特別公開も!11/19~12/4)

そして期間限定公開をしている寺院もあるんです。2016年は…

■盛光院
■天得院(事前予約制)
■一華院
■東光院
■龍吟庵

この期間限定の特別公開の中からいくつかピックアップしてご紹介しましょう。

■盛光院(12/10頃まで)
特別公開はお茶席付き。

すてきなアプローチを抜けて

堂内へ。庭向きでテーブルが置かれています。池のほとりにはおおきなカエルの像。

お抹茶に付くお菓子は「盛福」といって通常より栗をたっぷり入れた栗羊羹だそう。お土産用に数量限定で販売されていました。

■一華院(11/30まで)
ご本尊白衣観音坐像。1382年に創建。

禅語にいわれをもつ南庭「依稀松の庭」は、苔庭の上に一文字のようにすっと横に枝が伸びた松の木が印象的。

そして北庭には枯山水庭園「彷佛石庭」。今年の10月に完成したばかりの新しい庭園で初公開です!重森三玲を祖父にもつ重森千靑氏が作庭。四神相応を表しています。

こちらのお茶席では抹茶とほうじ茶、きんとんのお菓子がつきます。お茶・菓子ともに伏見の茶処「椿堂茶舗」の提供。

■東光寺(11/30まで※休止日あり)
山門の上部でさりげなくはためくお茶の文字。

控えめなたたずまいに奥ゆかしさを感じます。

お坊さんにどうぞと促され、お茶席へ。お抹茶とお菓子が運ばれたときに代金をお渡しました。

ほんのり甘みのある、苦味のないお抹茶。青々とした苔庭はこじんまりとしていて、のんびりとした心地に浸らせてくれます。

いかがでしょうか。
東福寺という大きな禅寺の塔頭寺院。庭や紅葉、お抹茶以外にも、飾られている書、ご本尊の像など、歴史あるものがいろいろ見ることができます。ぜひ歩き巡ってみてくださいね。

【京のこたび番外編 東福寺・泉涌寺編(全3回)】
vol1秋の東福寺塔頭めぐり
<11/15公開>vol2通天もみじを食べよう
<11/16公開>vol3 路地で迷子もまた楽し
※掲載情報は2016年9-11月頃取材したものです

方広寺


豊国神社の北となりに位置する方広寺。

創建は文禄4年(1595年)、豊臣秀吉が木造毘盧遮那仏坐像(びるしゃなぶつ)を安置したのがはじまりといわれます。しかし創建した翌年、大地震によって崩壊。慶長17年(1612年)には、秀吉の息子である秀頼が再興。そして、慶長19年(1614年)、大阪冬の陣が起こります。

豊臣家滅亡となった大阪冬の陣。このきっかけとなった方広寺の梵鐘は有名な話ですね。高さ4メートルを超える大きな梵鐘。そこに刻まれた銘文に「国家安康」「君臣豊楽」という文字があったことに対し、家康の文字を切り離し呪詛しているのではと徳川サイドが言い寄り、それが大坂冬の陣のひきがねとなったのです。こないだの真田丸でも、鐘を巡るやり取りが描かれていましたね。片桐さんの様子を見ているだけで、私は胃が痛くなりました(^^;)

方広寺の東側には「大仏殿跡緑地」があります。豊臣秀吉は奈良の大仏に匹敵する大仏をつくろうと計画。しかし地震により倒壊。その後も再建しますが、火災や地震などで失ってしまいます。その跡地が公園のように整備されています。

かわいい瓢箪


夏頃の豊国神社で見つけた可愛い薄緑のひょうたん。ひょうたんは秀吉のシンボルですね。織田信長が、稲葉山城(岐阜城)を攻めていた時、策をこうじた秀吉は、作戦成功を仲間に知らせるために瓢箪を使ったそうです。そのことから信長に「ひょうたんを馬印にせよ!」と言ってもらえ、それ以来、秀吉はいくさに勝つたびにひょうたんを増やしたそうです。

ひょうたんがなっていた「豊国神社」は、豊臣秀吉をまつる神社で、宝物館では関連の宝物を見学することができます。

松ヶ崎の人気カフェJEUNO


地下鉄「松ヶ崎」駅の近くにあるカフェジュノ。

モーニングあり。

ブックカフェのよう。

奥には光さしこむ坪庭。

【京都の穴場寺社シリーズ】回転灯がまわる静かな神社


ため池越しに見える森。

この森の中に「赤根天神社」があります。

参道から社殿へはまっすぐ。

防犯用と思われる黄色いライトが回転していました。

ひっそりとしており、ちょっと足を踏み入れるのに躊躇。

元々、長岡京の商家の邸宅内にあった鎮守社だったそうですが

現在は長岡京市今里地区の鎮守社。


本殿は1713年造営の一間社流造。

流造とは、神社の建築様式。

ヨコに並んだ柱が2本であれば一間、

4本あれば三間、7本あれば五間というふうに

名が変わっていきます。

入口の鳥居、向かって左側には

長岡京市の保存樹木として指定されている

シイの木。

境内には注連縄をはった岩。

なんの岩だろう。

ちなみに、赤根天神社から

牡丹の有名な乙訓寺までは徒歩圏内。

古い家も残っており、

散策してみると面白いものも見つかりそうなエリアです。

8月22日~23日は六地蔵巡り


毎年8月22日・23日に行われる「六地蔵巡り」。これは、都の入口(旧街道)にあるお地蔵さん合計6か所を巡拝し、家内安全・無病息災を祈るというもの。すでに800年以上の歴史を持つといわれる伝統行事なんですよ。

巡拝するお地蔵さんがいらっしゃるのはこちらの6寺院です。

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・大善寺:伏見六地蔵(奈良街道)
京都市伏見区桃山町西町24
最寄り駅:JR奈良線・京阪宇治線「六地蔵」駅

・浄禅寺:鳥羽地蔵(西国街道)
京都市南区上鳥羽岩ノ本町93
最寄り駅:近鉄京都線・地下鉄烏丸線「竹田」駅

・地蔵寺:桂地蔵(丹波街道)
京都市西京区桂春日町9
最寄り駅:阪急京都線「桂」駅

・源光寺:常盤地蔵(周山街道)
京都市右京区常盤馬塚町1
最寄り駅:嵐電北野線「常盤」駅

・上善寺:鞍馬口地蔵(若狭街道)
京都市北区鞍馬口通寺町東入ル上善寺門前町338
最寄り駅:地下鉄烏丸線「鞍馬口」駅

・徳林庵:山科地蔵(東海道)
京都市山科区四ノ宮泉水町16
最寄り駅:京阪京津線「四宮」駅

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起源はさかのぼること平安時代。閻魔大王に仕えていたという「小野篁」が病で倒れ冥途に着いたとき、地蔵菩薩に出逢いました。その後、小野篁は蘇り、1本の桜の木から6体の地蔵菩薩像をつくります。そして「大善寺」に祀りました。その後、時の権力者・後白河法皇の勅命を受けた平清盛が西光法師に命じ、6体の地蔵を京都の街道の入り口にお堂を建てて一体ずつ安置させます。これが六地蔵の起源です。

さて、六地蔵巡りではどんなことをするかというと、参拝者は各寺で「お幡(おはた)」という紙のお札を授かります。それらを束ねて家の玄関に吊しておけば1年間の家内安全・無病息災といったご利益を受けることができるそうです。

今回は六地蔵のうちの「上善寺」へいってきました。市バスなら37系統「出雲路橋」が最寄りです。

今年、六角形の地蔵堂を新築した上善寺。後白河法皇もお地蔵さんを安置する際、街道口に六角堂をつくらせたんですよね。

地蔵菩薩さんと繋がる白い綱に古い「お幡」を結んでいます。

年輩の方が多いのかなと思いきや、若い人もちらほら。ツアーのように団体で巡っている人もいるようで旗を手にしたガイドツアーさんの姿も。夏休み中の子どもと一緒に来ている人、境内で出会った知人とおしゃべりしている人。お参りを通じて、いろんな人のコミュニケーションも生まれているのが印象的でした。

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