【京都の穴場寺社シリーズ】薬の神様がいる通り

「一条の戻り橋、二条のきぐすり、三条のみすや針、四条のしばい、五条の橋弁慶、六条の本願寺、七条のおいも堀り、八条のたけのこ堀り、九条のおねぎ、十条の羅生門」(だったかな?)というわらべ歌があるように、京都の「二条通」が薬の通りであることをご存知でしょうか。

かつて二条通は江戸幕府公認の薬種街。たくさんの薬問屋が集まっていました。今の二条通にも、当時より店舗数は減少したものの、漢方をはじめ、染料関係の薬品を扱う店などが並んでいます。ショーケース越しにふだんあまり目にしないような薬品類を見ることもできます。

そんなニ条通には、「薬祖神祠」がまつられています(烏丸通から西へ入って1本目の通りを過ぎたあたり)。となりのレトロな建物は二条薬業会館。鳥居をくぐるとガラス張りになっていて、狛犬や神輿、その奥にある本殿などが見えます。

祀られている神様も多彩。日本の薬の神様である少彦名命、大己貴命(大国主命)。、中国で医薬と農業を司る神といわれている神農、さらには古代ギリシャの医師で西洋医学の父といわれるヒポクラテスと和漢洋と揃ってじつにグローバル。ガラス越しにヒポクラテスと思われる白い像も確認できました。

こんな「薬祖神祠」で11月、「薬まつり」が行われるようです。
概要はこちら↓

「薬まつり」
11月2日(金) 13時~17時
無病息災を祈願した笹を13時~販売します!


特設サイト: https://kyoto.graphic.co.jp/live/ust/2012/jidai/index.html

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