お寺で食事と写経を体験

おはようございます、ゆきちです(・∀・)

ある日の友人との会話。
ゆ:「問題!三十三間堂の1001体観音像。なぜみんな東を向いているのでしょうか。」
友人:「…太陽は東から昇るから!」

…友人の「ひらめいた!」といわんばかりの目の輝きは今も忘れることができません(-∀-)

三十三間堂の東となりには「法住寺」というお寺があり、
平安末期の権力者・後白河法皇が、院の御所にした場所。
三十三間堂も、後白河法皇が平清盛に命じて造営したものです。
そして今、後白河法皇は、法住寺の東隣で眠っています。
明治以降からは宮内省の管轄ですが、それまでは法住寺が御墓を守っていました。

つまり、三十三間堂の1001体観音と、後白河法皇はいつだって向かいあっている状態。
しかも後白河法皇がおられる場所からは、1001体観音をすべて拝めてしまいます。
さすが法皇、特別席ですね。
三十三間堂と法住寺の間に今は道があるものの、昔はなかったそうですよ。

歴史の面白さを感じる隣り合うお寺のエピソード。じつは法住寺のご住職からお教えいただきました。

 
↑この先に御白河法皇御陵                   ↑庭園

法住寺さんは拝観をお願いすると、お寺の方が堂内を案内してくれます。

御白河法皇を守ったというご本尊「身代わり不動明王像」
赤穂浪士ともゆかりあることから安置されている「四十七士木像」etc…

そして法住寺の阿弥陀堂では「写経」が行えます。
庭を眺めながら…ですがこれも後白河法皇御陵に向かって奉納している形なんですね。
予約をすれば「方丈膳」(お寺での日常的な食事)もいただけます。


↑お坊さん気分で召し上がれ

写経や食事…ただ書き写す、ただ食べるではなく、
お寺の方から、作法を教えていただけるので、身の引き締まる思いになります。

 
↑写経撮影中                                 ↑写経後には御朱印をいただきます

後白河法皇といえば「今様」。
NHK大河ドラマ「平清盛」では、松田翔太さんが後白河法皇を演じておられます。
めっちゃエエ声で「今様」を歌っています。

「あそびや せんとや うまれけん…」

有名な一説で、松田翔太さんや松田聖子さんもドラマ中で歌っています。
法住寺のご住職も今様を歌ってくださり、そのエエ声にうっとり。。。

ちょうど取材で訪れた頃は、梅の季節。
境内や庭園、山門前の梅の花はとてもきれいでした。

法住寺について
京都いいとこマップ5/6月号P8~9 法住寺記事

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