【京都の穴場寺社シリーズ】京都の猫寺


Photo by Instagram 京都いいとこフォト

2月22日、にゃーにゃーにゃーで「猫」の日ですね(^・ω・^)
※ちなみにWorld Cat Day は8月8日。アメリカでは10月29日、ロシアは3月1日だそうです。

そんなネコの日にちなみ、京都の「猫寺」をご紹介したいと思います。

西陣の静かな町なかにある「称念寺」(通称:猫寺)は、

慶長11年(1606年)に常陸国(現・茨城)土浦城主・松平信吉によって建立されました。

当時、寺は栄えていましたが、信吉の死後、松平家と疎遠になってじきに荒廃…

3代目住職の頃になると、毎日の托鉢に頼るしかない状態になってしまいます。

そんな3代目和尚は1匹のネコをたいそう可愛がっていました。

そんなある日の夜のこと。

托鉢を終え、疲れた体で寺へ帰宅した和尚は、本堂のそばで扇を手に舞い踊るお姫さまを発見。

本堂の障子には、姫の月影が猫の姿となって映し出されており、愛猫の化身だと気付きます。

和尚は「苦労している時に、踊り浮かれている時ではない!」と立腹。

不本意ながらも、かわいい愛猫を寺から追い出してしまいました。

後日、愛猫は和尚の夢枕に立ち、

「明日、寺にやってくる武士をもてなせば寺は再び栄えますよ」とお告げします。

翌朝、松平家の武士が寺にやってjきました。亡くなった姫の遺言をきっかけに松平家との縁が復活し、

寺は再び大いに栄えたそうです。

こういった逸話から「称念寺」は動物供養を行っています。

動物供養を行うお寺としては京都で一番古いといわれる「称念寺」。

境内には動物専用の観音堂があり、春と秋には合同供養祭も行っています。

そして境内には1本の老松。地面と平行に伸びるその太い枝は長さおよそ20メートル。

その姿は猫が伏した様子を表わしているといい、和尚が愛猫を偲んで植えたと伝わります。

「猫松」とも呼ばれています。立派な幹ですね。

そして授与品には「ねこ」のお守り

猫松とネコのスタンプがおされた袋もかわいらしいですね。

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