丸太町通の一本北側にある下立売通。
かつて豊臣秀吉の聚楽第があったエリアに、枝垂れ梅の隠れ名所「裕正寺」があります。
紅色の枝垂れ梅、例年見頃は3月入ってからのように思います。
1本だけなのですが存在感があり、きれいですよ。
毎月15日の手作り市の開催地であることでも有名な百萬遍知恩寺の末寺で1602年に創建。
こじんまりとしながらも、きれいに手入れされたお寺の境内には、
通称「つまとり地蔵」と呼ばれる縁結びのお地蔵さん「妻娶地蔵尊」。
お堂正面の小窓から中をのぞくと、極彩色のお地蔵さまがいらっしゃいます。
えんむすびのお守りも授与。
「つまとり」という名前だけあって、やはり夫にあたる方向けの縁結びでしょうか?
お堂のそばには鶴…シラサギ?
2月3日は節分会(護摩供養・甘酒接待)、11月23日はお火焚き(護摩供養)、
そして毎月5日は一般の方も参加OKの写経会を実施しています。
洛陽四十八願所地蔵巡りの9番札所でもあります。
これは、江戸中期に選ばれた
霊験あらたかな市内の48か所の地蔵尊(六地蔵以外で)といわれています。
鎮守社として慈光大弁財天、大黒天、毘沙門天さらに兼藤稲荷大明神のお社も。
兼藤稲荷のあたりには「きんかん」らしき樹と小さな梅の木もありました。
「裕正寺」は西陣、二条城、JR二条駅周辺などの近く。
この付近に来られた際に立ち寄ってみては。