山鉾巡行を見たとき
「屋根方かっこいいな。暑そうだけど。音頭とりもいいな。司令官って感じで。」
※屋根方…鉾の屋根にたって鉾を障害物から守ったり真木の揺れを防ぐ人
※音頭とり…鉾の正面の車輪あたりに立ち、曳き手の動きを指揮する人
※曳き手…鉾の綱を曳いている人
※真木…鉾の屋根からまっすぐのびている木のこと
…と、憧れを抱いたことはありませんか?
屋根方にも音頭取りにもなれる立場ではありませんが、曳き手になれるチャンスならば、女・子どもにもあるのです!
それが曳き初めです!
曳き初めでは山鉾巡行時と同じように、山鉾を飾り付け、音頭取りと囃子方が乗り込み、披露を兼ねて町内を試し曳きします。
綱を曳くと厄除けになるといわれ、老若男女が綱を曳きに集まります。
曳き初めを行うのは、
・長刀鉾
・菊水鉾
・月鉾
・函谷鉾
・鶏鉾
・船鉾
・放下鉾
・岩戸山
・北観音山
・南観音山
・橋弁慶山(舁(かき)初め)
※曳き(舁き)初めの詳細日程はこちらのスケジュール表でご確認ください
さらに今年は、蟷螂(とうろう)山が「舁初め」を13日に実施!約140年ぶりの復活だそうです。
御所車の屋根にからくり仕掛けのカマキリがのる「蟷螂山」。
山が組み上がる15時頃から、西洞院通の四条通~蛸薬師通間を往復します。
一般の人も山の前で綱を持ち歩くことができるようです。
※音頭とり、囃子方、屋根方スタンバイ。周囲には車方、大工方が準備をしているところ
※車方…車輪のヨコに付く人。辻廻し時に竹をひいたりしている。
※大工方…山鉾の組み立てを請け負う人
ちなみに、曳き初めを行っている山鉾では、ちまきや宵山アイテムを
先行して販売されているところもあります。
お目当ての品があれば、この日に購入しておくのも宵山の混雑を避ける手段でしょう。