北野天満宮の門前新名物「とらや」のあんこを使った人形焼

梅の花のたよりも聞こえてくる北野天満宮。その門前にある「虎梅屋(こうめや)」さんはご存知ですか?

店先に並ぶのは、かわいらしい人形焼き。「まなび焼」と呼ばれています。北野天満宮に由来する「梅」「牛」、そして「虎」は和菓子の老舗「とらや」にちなんだもの。この3種類をセットで販売されています。

北野天満宮由来の形はともかく、なぜ「とらや」?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
じつは「虎梅屋」さんは「とらや」さんが運営されているお店なんです。

「働く意欲のある高齢者の方たちが、経験や知恵を生かして働ける場をつくりたい」そう考えた「とらや」さん。接客のお母さん方も、まなび焼を製造する職人さんも、皆さん元気なシニア層の方々なんです。ちなみに製造担当の職人さんは、元々「とらや」で工場長をつとめていたそうです。

工房は店の裏にあり、たい焼き屋さんや人形焼きのお店で見かけるような銀色の焼き型で、ひとつひとつ作られています。「まなび焼」の中身は「とらや」特製のこしあん。コーヒーにもお茶にも合う、ほっこりとした味わい。自宅で食べる時は少し温めてみるのもいいかもしれません。

受験勉強や運動後のエネルギー補給にもあんこのお菓子はぴったりですね。北野天満宮のお参り帰りのおみやげに、「まなび焼」はいかがでしょうか。

●虎梅屋は京都いいとこマップ(2022年1・2月号)でご紹介しています
https://kyoto.graphic.co.jp/library/

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