8月の風物詩、京都五条坂陶器まつり

8月の京都の風物詩「京都五条坂陶器まつり」。
清水寺へと続く五条坂に約400もの出店が並び、
掘り出し物を求めて全国各地からお客さんが詰めかけます。

じつはこの陶器市。あの有名な夏の行事と同じ日程で行われています。
そう、五条坂よりひと筋北の松原通にある六道珍皇寺の「精霊迎え 六道まいり」です。

六道まいりは、ご先祖様の精霊をお盆にあわせて迎えるため
六道珍皇寺へお参りするというもの。
参拝者が「迎え鐘」をつく様子が有名かもしれませんね。
とにかくこの期間、多くの人が六道珍皇寺へと足を運びます。
同時に、近所には大谷本廟(西大谷)があるため、
お墓参りに来た人でもにぎわいます。

こうして、お参りに来られた大勢の人を目当てに始まったのが五条坂の陶器市です。
ときは大正9年、五条坂に店を構える陶器店が一級品として出せない商品を売り出したことがきっかけでした。
夏のお盆にまつわる行事から、陶器市は誕生し発展していったんですね。
いまや陶器市と六道まいりは、セットで巡りたい夏の風物詩です。

お値打ち品はもちろん、若手作家の出店も近年増えているという陶器市。
朝から夜まで開催されています。お気に入りにの器を探しに出かけてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、会場エリアに位置する「若宮八幡宮」は別名「陶器神社」。
こちらも是非おまいりください。
ちょっと変わったものも境内で見られますよ(詳しくは過去の行事レポートをご覧ください)。
8/8には会場周辺を「陶器神輿」も巡行します!

■京都五条坂陶器まつり
毎年8月7日~10日
9時~22時頃 雨天決行
http://www.toukimaturi.gr.jp/

▼過去の行事レポート「陶器まつりと迎え鐘2013」
https://kyoto.graphic.co.jp/blog/archives/12427

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