【祇園祭2016】祇園祭に龍現る

2016年祇園祭の目玉のひとつといっていいのが「大船鉾」の船首「竜頭」かもしれません。

「蛤御門の変」で焼失、2014年に山鉾巡行への復活を果たした大船鉾でしたが、完全に装備が揃っているわけではありませんでした。竜頭に関しては設計図が残っているわけでもなかったので、調査を重ね江戸後期の彫刻師九山新之丞親子が彫った可能性が高いのではとなり、その息子作といわれる東山区の滝尾神社の竜の彫刻をモデルにしました。つくったのは京都のおとなり滋賀県米原市の彫刻家・森哲荘氏とその息子さん。2年かかったそうです。

高さ約2m重さ約200kg。目の部分は漆と金箔。大部分がヒノキ材のままですが、今後彩色されていくそう。そして今まで舳先に付いていた大きな金幣と1年おきに付け替えて巡行することになるそうです。前祭宵山では町会所の家屋内にて一般公開(道路から見られます)。

▼祇園祭特集
https://kyoto.graphic.co.jp/pickup/season/2012/07/theme2/index.html

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