苔寺・地蔵院方面に行こうと思い地図を確認していると、「浄住寺」の文字。
地蔵院から徒歩すぐのようだったので足をのばすことにしました。
葉室山 浄住寺。入口の旅情くすぐる景観にぐっときます。
石段の参道。左右の木々が揺れると、風にのって木の葉が降り注ぎます。
宙を舞う赤や黄色の葉を横目に、ゆるやかな石段をまっすぐ登っていけば本堂。
足元に目をやれば、苔や石段に積もる枯れ葉たち。
石段の脇にはなだらかな坂道があり、こちらを通っても本堂へたどり着けます。
浄住寺は基本的に非公開寺院。
しかし2015年の秋は、11月30日まで初の特別一般公開を実施されています。
気になるスケジュールはこんなかんじ↓
本堂より右手に進めば方丈への入口。
方丈内で受付(志納700円)を済ませ、鳥のさえずり響く庭園を眺めながら茶菓子をいただきます。
全体的に紅葉するのは、11月末日頃ではないかとのこと。
創建は810年、天台宗寺院として始まり律宗を経て黄檗宗の寺院となりました。
方丈の建物は元々伊達家の武家屋敷でもあるんですよ。
独眼竜伊達政宗から数えて3世代目にあたる伊達綱村の屋敷だそうです。
仙台から解体した屋敷を太平洋から淀川を通ってこの地まで運んだとか。
そんなわけで、この方丈の庭園を望む縁側は、
武家屋敷縁側テラス「ダテラス」と名付けられているそうです。
歴史あるお寺だからこそ、多くの宝物も残されているようで、
そのひとつ京狩野・狩野永岳の雲龍図が展示公開されていました。
秋の一般公開、来年以降も実施するかどうかは現状未定とのこと。
残り僅かの日程ですが、足を運んでみてはいかがでしょうか?
■参考HP
https://shojo.localinfo.jp/pages/115452/page_201509212131