6月30日は「夏越祓(なごしのはらえ)」。この日に食べる「みな月」というお菓子は、暑気を払う氷を表した三角形の生地の上に、悪魔祓いの小豆をのせています。室町時代頃の御所では「氷室(冬の氷を夏まで保存しておく所)」の氷で暑気を払っていました。
しかし、庶民にとって氷は貴重なもの。そこで、宮中の貴族にならい氷をかたどった菓子を作るようになりました。これが「みな月」だといわれています。そんないわれのある「みな月」ですが、意外といろんな種類があるんですよ。
【和菓子のみな月】
養老軒
太秦で撮影されている方も来店する穴場な名店の水無月です。写真はプレーンと黒糖。つややかな小豆がびっしり!
・京都市中京区四条通西大路東入ル南側
http://kyoto-yoroken.com/
永楽屋
京都丹波産大納言小豆を使用。写真はプレーンと抹茶です。あっさりとした甘さの水無月。黒糖もあります。
・京都市中京区河原町通四条上ル東側(本店)
http://www.eirakuya.co.jp/
銭幸餅
よもぎverがありました。清々しいヨモギの香りが楽しめます。※撮影2011年
・京都市上京区椹木町通西洞院東入ル
http://www.eonet.ne.jp/~zeniko/
おた福屋
グリーンピースの豆がのった「グリーンみな月」。グリーンピースが嫌いな人も抵抗なく食べられると思います。
・京都市上京区河原町今出川上ル青竜町229
蓬莱軒
プレーンと黒糖です。プレーンの形が微妙に三角ではなく台形。閉じた扇のような形。
・京都市東山区大和大路通五条上ル山崎町375
福栄堂
一口サイズのみな月。かわいいですよね。お土産にもいいかも。
・京都市東山区大和大路通四条上ル廿一軒町226
http://www.issen-yosyoku.com/#!services/cewq
【洋菓子のみな月】
菓子職人
生地・ホワイトチョコのムース、そして小豆が層になったケーキ。
あっさりとしてコクのある甘さ。そしてココナッツの香りと食感。
・京都市右京区西大路松原西入ル
http://www.kashishokunin.co.jp/