京都・梅小路| オットセイの「ちのわ」にエールを!京都水族館初の「茅の輪くぐり」

初夏の京都と聞いて思い浮かべる行事は、6月30日の「夏越の祓(なごしのはらえ)」。半年間のけがれを払い、残り半年の無病息災を願って、神社に設けられた「茅(ち)の輪」をくぐりぬける伝統行事です。

「オットセイ」エリアの水槽前に設置された「茅の輪」

そんな初夏の風物詩が、2026年5月29日より「京都水族館」の「オットセイ」エリアに設置されました。水族館に茅の輪――。少し不思議な組み合わせかもしれませんが、その理由は、ここで暮らす一頭のミナミアメリカオットセイにありました。

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「夏越の祓」の日に生まれた「ちのわ」

そのオットセイの名前は「ちのわ」。2025年6月30日、まさに「夏越の祓」の当日、「京都水族館」で生まれたことにあやかって名付けられました。

「すこやかな成長と、何があってもくじけず、たくましく育ってほしい」、そんな願いを託したそうです。

お母さんオットセイに寄り添う、生後2日目の「ちのわ」

ちなみに、お父さんオットセイは、祇園祭で賑わう7月生まれとのことで名前は「ぎおん」。父子そろって京都の夏にちなんだ、粋な名前が付いています。

京都水族館初「茅の輪」を前に祈祷

2026年、「ちのわ」が1歳という最初の誕生日を迎えるにあたり、その健やかな成長を願って企画されたのが、今回の「茅の輪」の設置でした。

「オットセイ」エリアで執り行われたご祈祷式の様子

設営初日となった5月29日の朝、開館前の静かな館内には、水族館の氏神様にあたる「六孫王(ろくそんのう)神社」の宮司さんが招かれていました。そして水族館の関係者が参列する中ご祈祷式が執り行われ、作法に則った茅の輪くぐりを行いました。

茅の輪の前で一礼し、8の字を描くようにくぐっていきます

スタッフさんたちが真剣に祈りを捧げるすぐ横で、水中のオットセイたちは、のんびりモード。祈祷中は厳かながらも、どこか微笑ましい時間が流れていました。

逆さになってぷかぷか浮かぶオットセイ

1歳の節目を祝うバースデー企画

1歳の誕生日当日である2026年6月30日には、1年間の成長記録を紹介するとともに、「ちのわ」が来館者の前に姿を見せるバースデーイベントが予定されています。

2026年5月22日、来館者の前に初めて姿を見せた時の「ちのわ」

また、「オットセイ」エリアにある「かいじゅうカフェ」では、期間限定メニュー『ちのわのバースデーメロンオレ』を販売。

「ちのわ」をイメージしたオットセイ型のマシュマロをのせたドリンク

ドリンクを買うと「ちのわ」の特製ステッカー(数量限定)が付くので、旅の良いお土産にもなります。

「ちのわ」と、いきものたちの健やかな日々を願って

無事に誕生したからといって、決して安心できないのが、命を預かる現場です。

「きちんとお通じはあるか」「ごはんはしっかり食べられているか」

日々の小さな変化に目を配り、奮闘してきた飼育スタッフさんをはじめ、スタッフ全員が『「ちのわ」の成長を応援するような気持ちで見守ってきました』と広報さんがお話しくださいました。

オットセイエリアで公開中の「ちのわ」の育児日記からも飼育スタッフさんのエールの声が聞こえます

神社での「茅の輪くぐり」は、自分や家族の健康を祈ることが多いかもしれません。しかし「京都水族館」では、水槽前の「茅の輪」を眺めながら「ちのわ」や水族館のいきものたちの健やかな日々に想いを馳せるもの――、そんな時間も旅の特別な思い出になるはずです。

水中で元気に泳ぐ「ちのわ」も見られるかも。ほかのオットセイより体が小さいので、動きが速くても見つけやすいはず。

■茅の輪の設置期間

2026年5月29日~7月5日 「オットセイ」エリアにて

※茅の輪の展示場所が掲載写真と変更になる場合があります

■「ちのわ」バースデーイベントについて

https://www.kyoto-aquarium.com/news/k_20260528/

■京都水族館

https://www.kyoto-aquarium.com/

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