巨椋池とともに暮らした地域の歴史を色濃く伝える文化財「旧山田家住宅」

京都府久御山町の前川堤の見事な桜並木。この川のすぐそばにある国の有形登録文化財「旧山田家住宅」に行ったことはありますか?

長塀と長屋門

旧山田家住宅は、京都市伏見区や宇治と隣接する「久御山(くみやま)町」の北西部に位置する東一口(ひがしいもあらい)という地域にあります。江戸時代、山田家はこの地域にあった13の村をまとめる大庄屋でした。そして、かつてこの地の暮らしに多大な影響を与えていた周囲約16キロもある巨大池「巨椋池(おぐらいけ)」で漁業をする人々の取りまとめ役もつとめていました。

立派な門を入るとすぐ目の前に主屋。後ろを振り返ると前川に架かる橋が見えます。

この橋の下流・上流の両脇に桜が咲き誇ります(撮影時は冬でした)。そして巨椋池はこの橋のあたりまで迫っていたといいます。池よりも少し高い位置にある山田家。主屋の前には大きな石を使った枯山水の庭があるのですが、その庭越しに巨椋池や比叡山の眺めが楽しめたのだとか。何とも贅沢なおうちです。

敷地内にはこんな資料室もあります。巨椋池とともに生きた地域の歴史がよくわかります。

この旧山田家住宅、開館日は第1木曜、第2土曜、第3日曜の9時~12時のみ。駐車場あり。桜の時期は過ぎましたがこれからの新緑シーズン、サイクリングやウォーキングで訪れてみるのもいいですね。

くわしくは京都いいとこマップ(2023年春号)もぜひご参照ください。

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