竹の子の産地と知られる京都の洛西エリア。見事な竹林があちこちで見られるんですが西京区には京都市洛西竹林公園というものも存在しています。
竹の資料館では、発明家・エジソンが竹を使って開発した電球の復元模型、竹を使った排水口の出土品など、ありとあらゆる竹の展示物が!
それを見た後は外に出て回遊式庭園を歩きます。園内には茶室(竹風軒)があるほか、約110種の竹や笹が植えられています。
夏休みの自由研究などで竹林をテーマにするならもってこいな場所だと思います。
この日はどんよりしていましたが眺めもよさそう。
そしてこんなものもあります。
地下鉄烏丸線の工事をした際に、旧二条城跡から出土した石仏だそうです。現在世界遺産となっている二条城は徳川家康によって建てられたもの。ここでいう旧二条城は、織田信長が足利義昭(室町幕府最後の将軍)のために築いたとされる二条城のこと。ちょうど今の地下鉄丸太町駅付近にあったといわれています。この旧二条城の石垣に、石仏をはじめ供養塔などそんな石を使ってもいいのだろうか…と思うようなものが使われたそうです。ポルトガル宣教師・ルイスフロイス著の「日本史」の中には、信長が石仏を倒して頸に縄をかけて工事現場に引っ張っていった…とういうような内容が記録されているとか。
本当だとすれば、とんだ災難にあった石仏たち。今は竹林の公園で静かにのんびりと過ごしてほしいものです。