京都で初めて近代印刷業を始めた「點林堂(てんりんどう)」の跡地近辺ということで、
地下鉄「烏丸御池」駅南側改札口近くに
「京都印刷発祥之地」の記念碑が建立されています。
改札口近くというわけで、地上にあるのではなく地下通路にあります。
地下鉄に入ってくる人よりも、出て行く人のほうが気付きやすいでしょう。
石碑の文字が反転しているのは「活字印刷」の「活字」を模しているのでしょうね。
なかなか珍しい石碑なのではないでしょうか。
世界三大発明のひとつといわれる「印刷」。
日本の近代的な印刷は、本木昌造氏が長崎でスタート。
「點林堂(てんりんどう)」は本木氏の弟子が開いたそうです。
京都いいとこマップも印刷物。
その制作会社がじつは印刷会社だということを知る人はそう多くはないかもしれませんね。
そんなわけで思わず足を止めたこの石碑。
「京すりもの、ここに始まる」
としにぎやかに彩られた石碑周辺は、近代京都の歴史を感じる場所でした。
烏丸御池駅に来る機会があれば、ぜひお立ち寄りください。
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