2012年7月17日、京都の祇園祭・山鉾巡行で最大の話題といえる「大船鉾」の「唐櫃巡行」。
(※山鉾に代わり、ご神体や鉾頭などを唐櫃(からびつ)に納めて巡行すること)
大船鉾は名前の通り、船のかたちをした鉾。
既存の「船鉾」を「出陣の船鉾」と呼ぶのに対し、「大船鉾」は「帰陣の船鉾」と呼ばれています。
その復興中の大船鉾が「京都ヨドバシ」ビル1階(ドーナツ店の北隣)で展示公開されています!
パネルやVTRで祇園祭の紹介もされています。山鉾の組み立てに使われる縄の技法を
じっくりゆっくり見られるのも貴重です。
※左写真は「海老」、右写真は「蝶」。模様の形によって名前がついています
●大船鉾 幕末の焼失から現在の経緯 (簡易)
幕末に起きた禁門の変により、鉾の大部分を焼失。
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焼失をまぬがれた御神体や大船鉾の懸装品(鉾に飾る装飾品)もあった。
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明治3年、鉾再建を誓い「唐櫃巡行」を行う!
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以降、祇園祭期間中は「居祭」(いまつり)を続ける。※町内で御神体などを飾るのみ、四条新町下ル
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平成9年、四条町大船鉾囃子方を組成。宵山における祇園囃子の復活。
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平成21年、「祇園祭の山鉾行事」(大船鉾含む)が、ユネスコの無形文化遺産に登録
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平成24年7月17日、唐櫃巡行での参加再び!
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目指すは平成26年(2014年)の山鉾巡行!
2012年7月17日の山鉾巡行。大船鉾は最後の33番目を進みます。
昨年とはまた違う、熱い夏となりそうです。