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【京都の紅葉2019】善峯寺の紅葉期早朝開門


洛西の古刹「善峯寺」は京都市の西山に位置するため、日の出が見られるスポットとして知られています。近年は初日の出が見られる「元旦早朝開門」だけでなく、「紅葉期早朝開門」も実施。2019年の開催日は、11月16日(土)17日(日)23日(土)24日(日)の4日間です。

その「紅葉期早朝開門」の前半の日程で行ってきました。白い月がまだ頭上にある6時半前に到着。駐車場には車がちらほら。門前で待っていた人は5~6人。紅葉は見頃の木もあれば、これからの木もあり、グラデーションが楽しめる時期でした。

開門は6時30分。山門で拝観料をはらい、正面の階段をのぼって本堂へ向かう途中、振り返るとこんな具合に空が染まっていました。

まず本堂で手を合わせます。お堂巡りは日の出を拝んでからにしようと、とりあえず境内のなかで高い場所を目指すことにしました。境内図は善峯寺さんの公式HPにのっているのでチェックしておくと境内の移動がスムーズかもしれません。

こちらは阿弥陀堂前です。日の光が濃くなってきました。色の濃いあたりから太陽が顔を出しそうです。

参拝者はそれぞれ自分の好きな場所でご来光を待ちます。しんと静まった境内で聞こえるのは参拝者の足音と鳥の声と水の音。

そしていよいよご来光の時・・・

太陽が顔を出し、まちが柔らかな光に包まれていく様子は、じつにドラマチック。もう少し上へ行ってみようと薬師堂を目指しました。薬師堂に向かうなだらかな坂の途中は景色が開けていて境内を眼下に眺めながら遠く東の景色を見渡すことができます。太陽の光でうっすらもやがかって見える風景が情緒的で、薬師堂へ向かう足が止まります。

薬師堂にたどり着く手前で「けいしょう殿」を発見。
寺と深いゆかりのある江戸幕府五代将軍の生母・桂昌院の像があり、その周囲がベンチになっていて、景色を眺めながらひとやすみできる絶景スポットです。

しばらくベンチに座って、ぼんやりと。
居合わせた他の参拝者さん「朝活っていいもんだなあ」とつぶやいておられました。

阿弥陀堂から国の天然記念物「遊龍の松」方面へ降りていくゆるやかな階段。日の出前後は薄暗かったのですが、時間がたつとななめに光が差し込み始めていました。

多宝塔周辺の紅葉は鮮やかに色づいていました。

山門を出てからバス停方面へ続く階段です。こちらも斜めに光がさしてノスタルジーな情景に。

ちなみに善峯寺に向かう途中、大原野の田畑に囲まれた道を走っているときも、オレンジ色に染まり始めた東の空を見ることができました。西山地域は夕焼けのきれいなイメージがありますが、朝焼けの時間帯もいいですね。

善峯寺の早朝拝観のあとは、大原野神社など近隣の紅葉名所を周遊するのもおすすめです。

▼善峯寺近くのスイーツ店情報掲載中!京都いいとこマップ最新号(2019年11・12月号)
https://kyoto.graphic.co.jp/library/

11月15日はいいとこの日ー京都いいとこマップ創刊15周年!


2020年の11・12月号をもちまして、
京都の観光情報フリーマガジン【京都いいとこマップ】は

創刊15周年

を迎えました!

取材にご協力くださる京都の皆さま
設置くださる各地の皆さま
そして設置先で何とか手に入れては読んでくださる読者の皆さま
手に入らずウェブサイトを通じてご覧いただいている皆さま…
そんな皆さんのおかげで到達した15年です。
本当にありがとうございます。

ぼやけてしまっていますが、この写真は10周年を迎えたとき、10年分の「京都いいとこマップ」を飾った時の様子。ここから5年なので、30冊追加されたわけですね。多いなあ。

さて、そんな15周年記念号は、禅寺・建仁寺の庭園を表紙に、長岡京市の紅葉名所・光明寺を裏表紙にという、どっちを見ても紅葉狩り気分が味わえる豪華な1冊に仕上がりました。

中身はというと、みんな大好き「スイーツ×紅葉」特集をはじめ、

観光客のひともおこしやす、グルメローカルタウン「西院」特集や、京都の正月に欠かせない白味噌のお話。

ほかにも京都府下の紅葉名所案内、町家で楽しむ和体験、御火焚祭、イルミネーション、嵐山花灯路などのイベント情報と、厳選した内容をぎゅぎゅぎゅぎゅっと詰め込んでお届けしています。

冊子がほしいかたはこちら
手に入らない方はこちらのサイトからぜひご覧ください。
▼京都いいとこウェブ
https://kyoto.graphic.co.jp/library/

京都観光の際には、皆さんが気軽に持ち運べる小さな相棒となれるよう、京都の「いいとこ」を届けていきたいと思います。今後もどうぞよろしくお願いします!

日本庭園を眺めながら自分だけの和小物づくり


伝統あるつまみ細工の髪飾りや小物を手がける「京都 おはりばこ」。

工房を併設したショップが、大徳寺の東隣にあります。白と優しい木目が基調の店内には、つまみ細工の和小物や髪飾りが彩り豊かに並びます。

店の奥には、美しく整えられた日本庭園があり、さらにその奥には木造建築の離れがあります。この和空間で、「つまみ細工体験」ができることをご存知でしょうか。

かんざし、コサージュピン付きヘアクリップ、バッグチャームのいずれかが製作可能。この時はバッグチャームづくりに挑戦しました。まずは、やわらかな正絹羽二重の生地から好きなカラーを選びます。定番カラーのほか、月ごとに替わる限定カラーもあります。

この生地をつまみ細工の技で、「はなびら」をつくっていきます。こちらは見本。美しいですね・・!こんなふうにきれいにつくれるかなあ。不器用な編集スタッフは内心ドキドキ。

まずは講師の先生の手本を見ながら…

その後、自分でつくっていきます。

ピンセットを使った緻密な作業。気づけばカメラのことは忘れて没頭。すべてのはなびらを作り終えた瞬間は達成感で満たされました。

花びらができたら、金具の上に並べていきます。花の形も選べます。このときは「きく」の形にしました。

花の形にはなびらを置いたら、その中心に好きな芯のパーツを置いて…

最後に好きな房を選びます。

どれにしようかな~…

房をつけたら・・・完成です!赤系の生地を3色使い、房も同系色にしました。ゴールドの芯の効果もあって高級感も醸し出されています。不器用でもいい感じに出来上がり、安心&満足の体験となりました!

所要目安時間は約90分ですが、あっという間に感じました。旅行者はもちろん、地元の人の体験も多く、また、リピーターの人も多いんだとか。今はちょうど七五三のシーズン。お孫さんやお子さんの髪飾りをつくってみるのも楽しそうです。年明けの成人式に向けて、オリジナル髪飾りを自分の手でつくるのもいいですね!

●「京都 おはりばこ」の『つまみ細工体験』
詳細・ご予約はコチラ

●「京都 おはりばこ」のアイテムが抽選で当たるプレゼント実施中!
詳細・ご応募はコチラ

朝の京都で書道と珈琲を『三富センター × 書家HILOKI 朝活』


三条通富小路の北東角にあるコーヒースタンド&アートギャラリー「三富センター Coffee & BOX(Gallery)」。
こちらで「三富センター × 書家 HILOKI 朝活」が12月3日(火)に開催されます!

今回で第3弾となる好評の朝活イベント。講師は京都を拠点に活動している書家のHILOKI 氏です。NHK大河ドラマ「軍師 官兵衛」の題字揮毫などで知られる祥洲氏に師事し、自身も国際展などで受賞歴をもつ書道家。作家活動だけでなく、書の楽しみを広める活動も精力的に行っています。

今回のレッスンでは、墨をすることから始まり、自分の名前を毛筆で練習。基本の書き方だけでなく、参加者にあわせたアレンジ方法も指導いただけます。約90分、書の世界に没頭したあとは淹れたてのコーヒーでのんびりリラックス。

「三富センター」のコーヒーは、フリーポアラテアート世界チャンピオン・SAWADA COFFEE オーナーバリスタの澤田洋史氏が監修。チーズコーヒーや季節限定メニューが話題のコーヒースタンドです。

11月30日までは「自家製ほうじ茶チーズラテ」を発売。自家製チーズクリームにほうじ茶を合わせ、カフェラテの上にのせたという期間限定メニューです。買い物&散策の途中に立ち寄ってみては?縁側風のベンチシートでゆっくりいただくこともできますよ。

●イベント情報『三富センター × 書家HILOKI 朝活』
日程/ 2019 年12 月3 日(火)7:00~8:30
※書道約90 分+コーヒータイム
定員/ 4 名(事前予約制)
費用/ 3000 円(税込)
※道具代・コーヒー代(500 円)含む
持物/ 特になし (念のため汚れても良い服装で)
申込/ 名前・住所・携帯番号を、メールまたは店頭にて申し込み
メール/box@santomi-center.jp
申込締切/11 月30 日(土)19:00
講師/書家のHILOKI 氏
http://www.hiloki.jp/

●店舗情報「三富センター Coffee & BOX(Gallery)」
営業時間 / 8:30 ~ 19:00 不定休
住所/京都市中京区三条通富小路北東角中之町24 番地-3 三富センター1F
WEB/ http://www.santomi-center.jp
Instagram/ santomicenter

京都の西院でおむすびランチ


京都いいとこマップ編集部員のある日のランチです。

嵐電「西院」駅から徒歩圏内にある藤原米穀店は、午前中お米の配達をし、午後はおむすびカフェを開くという珍しいお店。お米の専門家がつくるおむすびは一味も二味も違います。手づくりのスープや味噌汁もあるんですよ。写真はほんのり甘いニンジンのポタージュ。こうやってテイクアウトもできますがイートインすることもできます。気まぐれでおはぎやスコーンも登場。カフェというだけあって珈琲にもこだわりが。いろんな使い方ができるおむすびカフェです。

嵐電の駅からも近いので途中下車し、おむすびをもってそのまま嵐山へ…なんてプランもいいですね。

京都いいとこマップ11・12月号では、私たち編集部員が普段づかいしている西院のグルメなお店をご紹介しています。
もっと京都を知りたい、人とは違う京都を楽しみたい…そんなかたはぜひ京都・西院へお越しください!

▼京都いいとこマップ2019年11・12月号を読む
https://kyoto.graphic.co.jp/library/

お火焚饅頭の季節です


秋になると「御火焚」の文字がちらほら目に入るようになります。10~12月頃に神社で行われる行事で、その由来は諸説ありますが、元は宮中行事の新嘗祭が民間に広まって始まったといわれています。御火焚の内容は神社によって様々ですが、護摩木などを焚き上げ、無病息災や収穫への感謝、火の用心など、様々な想い・願いを込めて厳かに行われます。

このシーズン、まちのおまんやさんに並ぶ定番菓子が「御火焚饅頭」です。神前にも供えられる伝統菓子のひとつで、小麦粉の生地にあんこを包んで、火焔玉の焼印を押しています。シンプルだからこそ、素材の旨みがダイレクトに伝わるお菓子。肌寒い季節、あったかいお茶と一緒にいただきたくなるんですよね。

京都散策の折、和菓子屋さんに立ち寄ってぜひチェックしてみてくださいね。

▼京都いいとこマップ2019年11・12月号にも御火焚情報掲載中!
https://kyoto.graphic.co.jp/library/

京都いいとこウェブ特別プレゼント 『男舞』観覧ペアチケット



先斗町歌舞練場で12月15日(日)に行われるOSK日本歌劇団の舞台『男舞』。その観覧ペアチケットを10組20名様にプレゼントいたします。出演は男役7名。凛々しく、美しく、和の趣きにこだわった舞踊と唄による舞台です。チケットは12月15日(日)13:00~の公演となります。みなさま、ふるってご応募ください。

プレゼント内容

▼OSK日本歌劇団『男舞』観覧ペアチケット10組20名様
▼プレゼントチケット対象の公演日時
12月15日(日)13:00~
※上演予定時間 約50分
▼座席
自由席

プレゼント応募期間

10月25日(金)~11月25日(月)
※当選は発送をもって代えさせていただきます。

プレゼント応募方法

https://www.e385.net/etokoweb/contact/entry.html
上記のリンク先(京都いいとこウェブプレゼント応募フォーム)にて受け付けます。

公演案内

▼公演名
男舞(おとこまい)
▼出演者
虹架路万/翼和希/登堂結斗/天輝レオ/依吹圭夏/知颯かなで/せいら 純翔
▼場所
先斗町歌舞練場(京都市中京区先斗町三条下ル)

【拝観レポート】2019年秋の注目イベント「京都山科非公開文化財等の特別公開」


2019年秋の初開催イベント「京都山科非公開文化財等の特別公開」。天皇陛下御即位記念として皇室ゆかりの寺院を中心に特別公開が行われます。

公開される5つの寺院のうち

・天台宗五箇室門跡のひとつで紅葉名所「毘沙門堂」
・通常非公開、貴重な仏像を有する古刹「安祥寺」

の2寺院を拝観させていただきました。
※掲載写真の一部は今回の取材で特別に撮影させていただいたものです

●まずは毘沙門堂へ

勅使門前の「敷きもみじ」が有名な毘沙門堂。

創建は平安時代の703年。文武天皇の勅願で京都市上京区の出雲路という地域に建立されました。出雲路は京都御所の北側で賀茂川の西側あたりの地域。その後、平治の乱や応仁の乱など度重なる戦乱によって焼失と再興を繰り返します。波乱万丈の歴史をたどってきたんですね。

御本尊の毘沙門天は秘仏。比叡山延暦寺根本中堂のご本尊薬師如来像をつくった際の余材を使い、天台宗開祖の最澄がつくられた御本尊と伝わります。高さ8cmほどの像だそうです。御開帳がされない分、絵図でそのお姿を確認。

毘沙門堂が特別公開する寺宝は霊殿にて展示。写真手前の歴史を感じる旗が「親王旗」、その奥が「亀甲簾」です。

毘沙門堂は「天台宗五箇室門跡」のひとつ。皇族や摂関家が門主(いわゆる住職)を務めた門跡寺院です。江戸中期に作成された「親王旗」は輪王寺宮が門主を務めていた時代、江戸へくだる際に道中行列の先頭に立てた旗。亀甲簾は古来より縁起の良い亀甲紋を織り込んだ江戸中期の製作と考えられている貴重な御簾。

ガラス越しなどではなく、間近で見学できます。ぜひ現地でご覧ください。

毘沙門堂といえば見る角度によって絵が変化する「動く絵」でも有名です。たとえば江戸期の画家・狩野永叔主信筆の天井龍。見る位置が変わると、龍の目や顔の向きが変化します。

列をなして天井を見上げながら龍の絵の下をぐるぐるまわる取材班。
「動いた!」「おお!」「すごい!」
大人に童心を思い出させてくれる、さながらアトラクションのようです。

ほかにも宸殿の襖絵や円山応挙の鯉の絵など、堂内には動く絵が盛りだくさん。様々な絵が拝観できるので、美術館に来たような気分になれます。



●つづいて安祥寺へ

毘沙門堂を背に坂道を下りると、山科疏水に行きつきます。ここを右折して疏水のほとりを歩いていくと進行方向右手に見えてくる寺院が「安祥寺」です。

通常は非公開。普段は柵の門で入口は閉ざされているため、このお寺が1000年以上の歴史を持ち、国宝の仏像を有する寺院だということを知らないまま通り過ぎている人も多いかもしれません。

じつは2019年の春、はじめて特別公開を実施された「安祥寺」。なんと1万人を超える人々が拝観に訪れたそうです。たくさんの人が参拝に訪れて「御本尊もさぞ驚かれたことでしょう」とはご住職談。

その御本尊は金色に輝く十一面観音立像。奈良時代につくられた榧の木の一木造りで、比較的シュッとした体型の仏様です。このお姿を見て「この仏像が国宝ではないなんて…」とおっしゃる方もおられたとか(御本尊は重要文化財です)。

「安祥寺」が有する国宝の仏像は「五智如来坐像」。令和元年に国宝指定されました。
境内の多宝塔に安置されていましたが、明治時代に火事で多宝塔を焼失。火事が起きたとき「五智如来坐像」はすでに京都国立博物館へ寄託されていたので仏像は災禍を免れました(仏像は現在も博物館に寄託)。御本尊を祀る観音堂内には多宝塔があったころの絵図や「五智如来坐像」の写真が飾られています。

境内では多宝塔跡地が見学できます。建物跡に生える苔や草木、のこされた石垣。かつてここに多宝塔があり「五智如来坐像」がいらっしゃったのだなあと思うとしみじみします。

ほかにも境内では、江戸時代の古いお堂で平安期~江戸期の貴重な仏像が拝観できます。

嘉元4年(1306年)の銘が入った秀吉ゆかりの梵鐘も見学できます。取材時は梵鐘周辺で青もみじが揺れていました。赤く染まる頃もキレイでしょうね。

「京都山科非公開文化財等の特別公開」は、毘沙門堂・安祥寺のほか、本圀寺・勧修寺・隨心院と合わせて5ヶ寺で実施されます。5寺院をめぐるスタンプラリーも行われますよ。

歴史、仏像、紅葉と様々な楽しみが待っている特別公開。
2019年の秋はぜひ山科で「とっておきの京都」をお楽しみください!

【山科の観光情報】

●とっておきの京都プロジェクト
https://totteoki.kyoto.travel/
●おこしやす“やましな”協議会
http://www.okoshiyasu-yamashina.jp/

2019年秋の注目イベント「京都山科非公開文化財等の特別公開」初開催


京都には国内外に有名なスポットが多数ありますが、まだまだ広く知られていないエリアがあります。そんな魅力ある観光スポットを紹介しようと

とっておきの京都~定番のその先へ~

というプロジェクトが京都市で始まりました!
プロジェクトの対象エリアである「山科」で、2019年の秋に行われるのが天皇陛下御即位記念「京都山科非公開文化財等の特別公開」です。

●山科ってどこ?

京都市の東側に位置する山科区は、滋賀県など東側から京都へ来る時の玄関口。交通が便利な立地でもあることから住宅街が広がる一方、京扇子や京仏具、清水焼といった京都が誇る伝統産業の生産団地を有し、近年は琵琶湖疏水を船で楽しむ「びわ湖疏水船」が区内を運航。歴史と伝統が息づく自然豊かなエリアです。

そして、様々な歴史的有名人とゆかり深い史跡も多く点在している地域。
皇室と関わりある場所も多いことから、今回は皇室ゆかりのお寺を中心に特別公開が行われます。

●いつ行われるの?

2019年11月16日(土)~12月1日(日)です。
自然豊かな山科の紅葉で色づく季節に行われます。

●特別公開されるのはどこ?

合計5つの寺院で特別公開が行われます。

▼毘沙門堂

秋は勅使門前の「敷きもみじ」をはじめ、襖絵や庭園など見どころ多数。天台宗五箇室門跡のひとつとして皇室ゆかりの「親王旗」「亀甲簾」を特別公開。

▼本圀寺

鎌倉時代に創建され、勅願道場として歴史を重ねてきた寺院。今回の特別公開では室町時代に8代将軍・足利義政により寄進された、重要文化財の経蔵内部を公開。582個の引き出しを持つ八角形の輪蔵は必見。

▼安祥寺

平安時代に創建された皇室ゆかりの寺院のひとつ。通常非公開寺院。「この仏像が国宝でないなんて」と一般参拝者に言わしめた御本尊「木造十一面観音立像」をはじめ「四天王立像」など一挙公開。

▼勧修寺

平安時代、醍醐天皇によって創建された勅願寺。境内には御所から移築された建物も残ります。土佐派が描いた「近江八景図」「竜田川紅葉図」の書院障壁画を特別公開。

▼隨心院

小野小町ゆかりの門跡寺院。小町ゆかりの史跡が残るほか、秋は庭園の紅葉も楽しめます。孝明天皇寄進の「扇面蒔絵硯箱」と仁孝天皇寄進の「四枚折屏風(唐桑緑硝子張)」を特別公開。

●モデルコース①≪1日でまわりきる!≫

山科駅→(徒歩15分orタクシー5分)→毘沙門堂→(徒歩10分)→安祥寺→(徒歩30分)→本圀寺→(徒歩10分)→地下鉄御陵駅→(地下鉄9分)→地下鉄小野駅→(徒歩6分)→勧修寺→(徒歩8分)→隨心院

この5箇寺の中で最北に位置し、1番早く開門する毘沙門堂(8:30~)からスタート。毘沙門堂からは坂道をくだって山科疏水沿いの散策路に入り、安祥寺・本圀寺をめぐってから地下鉄に乗って勧修寺・隨心院の最寄り駅「小野駅」へ行くルートです。山科駅から毘沙門堂は登り坂のため、足腰が心配な方はタクシーがおすすめ。

ランチは山科駅や京都駅でパンを買っておいて、山科疏水沿いで食べるのもいいかもしれません。つかの間のピクニック気分が楽しめます。
※参考:山科駅近くのパン屋さん「ベーカリーHAYASHI

●モデルコース②≪びわ湖疏水船と一緒にめぐる!≫

ちょうど特別公開期間中、京都蹴上~滋賀大津間を近代遺産クルーズ「びわ湖疏水船」が運航。大津9:30発の便であれば、山科で途中下船することができます。
朝、大津に入って船に乗り、山科で降りて周辺の寺院を散策。翌日は、地下鉄小野駅にある勧修寺・隨心院をめぐる…なんていうプランはいかがでしょうか。
この場合、京都市営地下鉄・市営バス・京都バス(一部路線除く)・京阪バス(一部路線除く)が連続2日間乗り放題になるチケットを使うのも便利ですよ。

●山科へのアクセス(参考)

▼京都駅からの場合
・JR琵琶湖線で山科駅まで5分
・地下鉄烏丸線で烏丸御池駅、東西線に乗り換え山科駅まで18分
※乗換時間は含まない

この秋注目の山科の特別公開。
そのうちのいくつかを拝観させていただきました。
次の記事ではその拝観レポートをお届けします!
>>2019年秋「京都山科非公開文化財等の特別公開」拝観レポート

【山科の観光情報】

●とっておきの京都プロジェクト
https://totteoki.kyoto.travel/
●おこしやす“やましな”協議会
http://www.okoshiyasu-yamashina.jp/

※記事内の所用時間は目安です

老舗湯葉店の絶品「湯葉鍋」で知る、乾燥湯葉の活用方法


湯葉と聞くとどんなものを想像しますか?
最近人気なのは、とろとろのくみ上げ湯葉。おいしいですよね。

歴史ある湯葉は、12~13世紀頃大陸より日本に伝わったと考えられています。
そして冷蔵庫のない時代の湯葉は乾燥させたものが主流でした。

では、乾燥湯葉を買って食べたことはありますか?
じつは現代「乾燥湯葉の使い方がわからないから」と、敬遠する方が多いそうです。

そこで錦市場の近くに佇む京の老舗湯葉店「千丸屋」は乾燥湯葉の使い方を提案しようと、食事スペースを店内に設けました。

メニューは湯葉鍋の1種類。これに湯葉の炊き込みご飯と、豆乳のデザートが付きます。季節の1品を追加することも可能ですが、鍋はけっこうボリューミー。小食の方は一品を追加すると食べきれないかもしれません。鍋には野菜やキノコ類と一緒に鶏肉も入りますが、抜くことも可能なのでベジタリアンの方も安心です。

乾燥湯葉は、一緒に合わさるダシや食材の旨みを吸うことでその特徴が最大限に生かされる食材。炊き込みご飯も湯葉鍋も乾燥湯葉をぽんっと入れるだけで良いので、自宅でも簡単に取り入れられるメニューなんです。

食事スペースでその味を満喫し、家で取り入れてみようとなったらおススメは大袋入りの徳用湯葉。写真では分かりにくいですが、風船くらいのサイズがあるんですよ。割れた湯葉や切れ端を使っています。カットわかめを使うような感覚で贅沢に使えます。

湯葉は生湯葉だけにあらず。乾燥湯葉の滋味深い味わいも、ぜひお試しください。

▼千丸屋掲載号を読む(2019年9-10月号P10)
https://kyoto.graphic.co.jp/library/

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