【京都の紅葉2015】無鄰菴(11/16)
無鄰菴は明治・大正時代の元老・山県有朋の別荘で、その庭園は名勝に指定されています。
今はごらんのとおり、紅葉が彩りを添えて秋の風情。
無鄰菴の庭園は、有朋が設計・監督、近代を代表する作庭家・小川治兵衛がつくりました。
庭の奥の方からゆるやかな傾斜になっており、疏水を庭へ取り入れています。
鳥や魚も憩う庭園となっています。(下写真の左下に居眠り中の鴨)
木造の母屋1階は靴を脱いであがることができ、
座敷にて抹茶(300円)をいただくことができます。
御茶請のお菓子は「真盛豆」でした。
江戸時代から続く菓子処「金谷正廣」の銘菓で、
煎った丹波産の黒豆の周りに、幾重にも大豆粉と砂糖蜜を重ね、
その上から粉末状の青海苔をふりかけています。
きなこにも似た大豆粉の風味と、やわらかな食感。
かつて豊臣秀吉が「茶味に適す」と賞賛したともいわれるお菓子。
座敷から見る紅葉の庭園と、上品な茶菓子の味わいで、優雅な気分に。
■無鄰菴
https://kyoto.graphic.co.jp/spot/details/id314.html
■金谷正廣
https://kyoto.graphic.co.jp/spot/details/id029.html