神光院のきゅうり封じ

西賀茂とは、五山送り火の船形が灯る山の麓であり
上賀茂神社から賀茂川を挟んで西側に広がるエリア。

その地に「西賀茂の弘法さん」と親しまれている「神光院」があります。
山門前の桜がきれいな真言宗のお寺さんです。

神光院の夏といえば
毎年7月21日と土用の丑の日に行われる諸病封じの「きうり(きゅうり)加持」。
弘法大師がきうり(きゅうり)の中に病を封じ込め、病魔退散を行ったことに由来します。

名前や年齢などを書いた半紙できうりを包み、紅白の水引でキュッと結びます。
家に持ち帰って身体の悪い部分をきうりで撫でて庭などの地中に埋めてもOKですが、
境内にある「きうり塚」におさめることもできます。
きうりは寺で用意(1500円)されています。

本人が来れない場合、代わりの人がおさめても大丈夫だそうです。

次は7月24日に実施。

なお、神光院のほかにも、御室の五智山蓮華寺や鳴滝の三宝寺で行われます。
方法はお寺によって少々異なるようです。

ちなみに、7月できゅうりといえば、
八坂神社の紋ときゅうりを輪切りにした時の切り口が似ているから
祇園祭の間はきゅうりを食べない…という話が有名ですね。

なにかときゅうりが話題になる7月の京都です。

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