老舗で見つけた漆器がカワイくて、オシャレな理由【後編】

前回、京漆器の老舗象彦さんを訪れ、器の軽さに驚いたわたし。
(前回ブログはこちら)
寺町二条で見つけた漆器がカワイくてオシャレな理由 【前編】

しかし、なぜこれほど軽いのでしょうか。
そんな疑問を投げかけると、案内されたのが入り口横の展示コーナー。
そこで、ひとつの器を見せていただきました。

光を透かした京漆器
あ、向こう側が透けてる…
そう、漆器は木製であり、特に京都の木地は薄いのが特徴。だから軽いんですね。
「もちろん器ですから、実用的でなければなりません。
そのため軽くするだけでなく、漆で表面をコーティングして、丈夫なつくりにしたのが京漆器なんです。
大事にお使いいただければ、とても長持ちしますよ」
 
 

そんな見事な職人技に感心しながらほかにもいろいろ見ていると、
こんな遊び心のある酒杯がありました。
12カ月の酒器
写真は『十二ヶ月冷酒杯シリーズ』。
「1月から12月までそれぞれの月の風物詩を描いた酒杯です」
12カ月の酒器
こんな器でお酒が飲めたらオシャレだろうな
「ご自分で使うのもいいですし、だれかの誕生日に、誕生月の器をプレゼントするのもおすすめですよ」
「ほんとですね」
自分で使いたいと思えるものを大切な人に贈る。
すてきなプレゼントです。

「ほかにはどんなおすすめ品がありますか?」
「そうですね、こちらの竹皿はいかがでしょうか」
金の竹皿
これはきれい!
「丁寧な手仕事で一枚一枚、薄く均一な厚みに仕上げたお皿でして、
昔から象彦の定番品として人気があるロングセラーなんです」
「なるほど、こういう形で伝統文化は受け継がれているんですね」
「きらびやかで縁起ものとして好まれ、引出物やお祝いの品として贈られる方もおられます」
 
 

あ、象が描かれてる。こんなデザインもあるんですね
象のコーナー
「こちらのコーナーにある品は、小さなお子さんのいるおうちの方に特に気に入っていただいています」
 
もちろん店内には通好みの品も充実。
京漆器の老舗ならではの逸品ばかりです。
一級品
「京漆器のことでしたら、お任せください。
もしお家で使えなくなった漆器があれば、ご相談をお気軽にどうぞ。修理も承っております。」
お店があるのは寺町二条。
一度足を運んで、京漆器の魅力をご自身の手で確かめてみてはいかがでしょうか。
興味のある方はぜひ!
 
 

接客
象彦 京都寺町二条本店
京都市中京区寺町通二条上ル西側要法寺前町719-1
tel:075-229-6625
営業時間:10:00~18:00
不定休

象彦セレクトもチェック!
いいみやこネット京の品「象彦 京都寺町本店」

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