1月5日は「囲碁の日」。
野外で囲碁をうっています。さてここはどこでしょう?
じつは、寺町通です。
寺町夷川を少し北に上がった東側。近くには一保堂さんも。
一見、立方体の石が3つあるようにしか見えませんが
囲碁ができる盤と椅子だったんですね。
なぜここにこんなものがあるかというと、ここが「本因坊」発祥の地だから。
本因坊とは!
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康も師事した囲碁の実力者・日海上人。
塔頭「本因坊」がある寂光寺のご住職だったことから、
「本因坊算砂」と名乗られました。
塔頭・本因坊はもう存在しないものの、
算砂上人が使った碁盤や碁石をはじめ、
さまざまな宝物が寂光寺に保管されています。
境内には算砂上人のお墓もあり、
囲碁関係者の方や棋士の方がよく足を運ばれるそうです。
寂光寺さんでは碁石をモチーフにした
囲碁上達のお守りも授与されているんですよ(2010年10月時点)
寂光寺は東大路仁王門西入ルにありますが、
塔頭は元々寺町通にあったことから
「発祥の地」の駒札は寺町通にたてられているということです。
囲碁に興味のある方、京都にお越しの際は
「京都の囲碁スポット」にも足を運んでみてくださいね^^
●寂光寺について 京都いいとこマップ2010年10月号P10掲載
https://kyoto.graphic.co.jp/library/common/ebook/1010/_SWF_Window.html?mode=1062
※境内は自由に見学できますが、宝物関連の見学は事前にお寺連絡するのがベター