第142回都をどりにいってきました

京都の春の花は桜だけじゃない…
花街の春の舞踊公演「都をどり」(祇園甲部歌舞練場)へいってきました。
都をどりは明治5年「京都博覧会」の余興として企画されたのがはじまりです。
4月の1ヶ月間開催、1日4回公演、全席指定。

桜がまだ見ごろだった祇園甲部歌舞練場。

客席横のロビーには都をどり限定のお土産もあるんですよ~
都をどりといえばブルーのきものですよね。その衣裳を切って作ったがま口があります。
なので同じ柄はひとつとしてないんです。ガマ口のほか巾着、ティッシュケースなどありますが
巾着は売り切れてしまったとのことでした。

公演は途中休憩のないまま1時間テンポよく進みます。

≪2014年の演目≫
●第一景: 置歌
「都をどりはぁ~、よーいやさー」の掛け声で幕開けする都をどり。
おなじみのブルーのきものを装った舞妓さんの踊りでスタートです。

●第二景: 伊勢巡梅初春
式年遷宮に沸いた伊勢神宮の初春。
梅の枝を片手に舞妓さんが踊ります。

●第三景: 三保松原春羽衣
富士山登場。天女と踊るシーンはドライアイス演出。
もくもくたかれる中、天女は空へ帰って行きました。

●第四景: 祇園会屏風祭
冒頭に山鉾の駒形提灯が舞台に登場するんですが、
インパクトがあってかっこよかったです。冒頭だけなんて惜しい。

●第五景: 班女扇草紙
宿の人が主人公の班女を追い出し塩をまいたりするんですが、
その様子がけっこうリアルで、こんなドラマな展開もあるんだなと思いました。

●第六景: 建仁寺紅葉茶花揃
祇園甲部歌舞練場のおとなりさん建仁寺が紅葉に囲まれて登場。
美しい舞台に会場も歓喜の声。建仁寺は今年開山・栄西禅師800年遠忌。

●第七景: 雪遊乙女舞
雪降る中、雪うさぎを手に遊ぶ舞妓さんの可愛らしいこと。
芸妓さん舞妓さんによる踊りを満喫。

●第八景: 平等院桜尽
最近改修されたばかりの平等院鳳凰堂が桜に囲まれて登場!
総踊りで幕を閉じました。

こうやって去年~今年にかけての日本の話題を取り入れつつ
四季を表現する都をどりの演目。
芸妓さん舞妓さんはもちろん、音楽や舞台芸術にも楽しめる花街の風物詩です。

●都をどりHP
http://www.miyako-odori.jp/

【ゆきち】

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