平安建都の際、王城鎮護のために京都の四方につくられた「将軍塚」。
その東にあたる将軍塚は、夜景スポットとして京都市民に親しまれている場所です。
また、東山の青蓮院門跡の飛地境内として大日堂があり、
紅葉スポットとしても注目されてきました。
そしてこのたび、新たに「青龍殿」が建設されました。
まずこの建物は、かつて北野天満宮前にあり、京都府有財産で解体が決まっていた、
大正時代の建物「平安道場」を移築・再建したもの。
これを青龍殿の外陣とし、その後ろ側に収蔵庫と青龍殿内陣を新築されました。
収蔵庫には青連院門跡の国宝・青不動を安置。
しばらくは青龍殿落慶記念として上写真のようにご開帳されます。
青龍殿の裏は屋外で護摩が行える大舞台。
ここからは京都市内を一望することができるのですが、取材時はあいにくの雨。
しかし、これはこれで幻想的な雰囲気でした。
国宝・青不動は日本三不動画のひとつ。
平安時代の11世紀末に描かれたものといわれています。
東山の青蓮院門跡では、 宸殿にて青不動の復元模写を期間限定公開。
二年の歳月をかけて、専門絵師が復元模写したといいます。
また、同時期にライトアップも実施されます。
以上の日程をまとめますと…
【将軍塚】
◆将軍塚青龍殿 青不動ご開帳ならびにライトアップ
2014年10月8日(水)~12月23日(火)
9:00~21:00受付終了(昼夜入れ替えなし)
拝観料 大人1000円
・将軍塚青龍殿へのアクセス
青蓮院門跡からシャトルバス運行(片道100円)
地下鉄「蹴上」駅からタクシーで10分
【青蓮院門跡】
◆青蓮院門跡 青不動復元模写公開
2014年10月8日(水)~12月23日(火)
9:00~16:30受付終了
拝観料 大人500円
◆青蓮院門跡 ライトアップ
2014年10月24日(金)~12月23日(火)
18:00~21:30受付終了
拝観料 大人800円
・青蓮院門跡へのアクセス
地下鉄「東山」駅から徒歩5分
今年の秋、紅葉と一緒に巡ってみてはいかがですか?
▽青龍殿の壮大な風景、動画でもご覧ください!夜の映像もあります!