水無月や土用餅など、願いを込めて食されてきた小豆の和菓子。お盆などの定番の供え物「おはぎ」もそのひとつです。
祇園で10年以上愛された「小多福」のおはぎは、女将の引退を受け、縁のあった豆腐メーカー「京味食品」が継承。女将の技、材料、想いを受け継ぎ、定番はもちろん、野菜やスパイスを用いた心弾むおはぎも新たに用意されました。
たとえば「とまと」(下の写真・前列左端)。トマトペーストを白餡と合わせています。この爽やかな酸味と甘みは癖になる味わいで私もお気に入りのフレーバーです。実際、問い合わせも多いメニューだそうですよ。
無添加の食材で作った色とりどりのおはぎ。平日は8種類、土日祝は12種類の味がランダムに登場します。いつどんなメニューが揃っているかどうかは公式インスタグラム(@otafuku.ohagi)で発表されるのでご確認ください。
食べ歩きに便利な紙皿も用意されています。3個……4個くらいは食べ歩きできそうですね。
◎「小多福」の情報は京都いいとこマップ夏号へ(2022)