提供:松竹
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11月1日にリニューアルオープンする「京都四條南座」。特徴的な外観や内装を保存修復して改修したため、一見すると従来と同じように見えますが、内覧会で公開された建物内部は客席の変更やバリアフリー対応、最新技術の設備や演出を取り入れるなど、いろいろ変わっていました。
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場内は客席を10席増やし、従来のシートよりゆったり座れるタイプに変更。より快適に観劇できるようになっています。また、新たな趣向として観客席を舞台にすることが可能に。1F客席をすべて取り外して舞台と同じ高さに床を全面に設けられるようになっているそうです。5月に行われる「京都ミライマツリ2019」にてご覧いただけます。
こちらは革張りのソファーが置かれた1Fロビー。座り心地がよくて、とても落ち着きます。
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建物東側にはエレベーターを新設し、バリアフリー対応。エレベーター天井は建物の様々なところで見られる織物と同じものが使われています。風格のある趣向がいいですね。押しボタンの大きさにはびっくりしました。
このほかリニューアルにあわせて和菓子の老舗「虎屋」と日本料理の老舗「なだ万茶寮」も新たにオープン。1F売店奥にある虎屋は喫茶になっていて、観劇の前後に一服できるのがうれしいです。
写真はきなこあんみつの南座セット。
こちらは虎の隈取りをあしらった南座限定パッケージの代表銘菓「夜の梅」。店内にていただくことも購入することもできます。
2Fの「なだ万茶寮」では、店内で季節の懐石料理が味わえるほか、弁当を3種販売。観劇しながら弁当をいただくのもいいですね。
27日(土)には四条通を南座から八坂神社まで総勢約100名の歌舞伎役者らによるお練りが行われます。新開場を祝う華やかな門出となることでしょう。この週末が楽しみです。
京都四條南座
京都市東山区四条大橋東詰
075-561-1155
<アクセス>
京阪本線「祇園四条」駅6番出口直結
阪急京都線「河原町」駅1番出口から徒歩3分