神幸列と神輿の巡行

おはようございます。
ゆきちです。
このあいだの5月21・22日。
下御霊神社で還幸祭が行われました。
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22日は神幸列と神輿の巡行。
先日の@eokomapでもいくつかツイしましたが
ちょうど神輿が神社に帰ってくるところに遭遇。
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神社は京都御苑の南東角から寺町通を少し下がったところにあります。
奈良・平安期に冤罪によって非業の死を遂げた人の怨霊を祀り、
京の町を疫病などのから守ってもらう御霊信仰の神社です。
神輿に遭遇したとき、
コンデジ2号は故障中で持っていないし、携帯も電池容量残り1。
撮影環境がまったく整っていないことを悔しく思いつつも、しばらく見学することにしました。
巡行には
拡声器でみんなに指示を出す司令塔(担ぎ手と同じ格好をしている)
紋付袴の人(神社の方でしょうか?)
神輿をおく台(櫓?)を運ぶ人
馬1頭
神輿1(若宮神輿という提灯も)
そして大勢の担ぎ手
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男衆の熱気を感じる祭りです。
担ぎ手はときどき交代。
すばやくささっと入れ替わっています。
担いでいない人は時折沿道の家族や友人とおしゃべり。
「今日はいっぱい担いだわ。家帰ったらすぐ寝れる。」としゃべっている人も。
神輿は寺町通に入って数回休憩タイム(というのかどうかわかりませんが)をとります。
台(櫓?)に神輿をおいてから、巡行している人々は
地べたに座り込んだり、沿道の家族や友人とおしゃべりしたり。
馬に近づく子ども(馬には常に調教師っぽい人がついています)もいたり…
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そして出発となると「いけるかー?!」と司令塔が担ぎ手に確認。
そしていざ前に進みだすと
「ほいっとほいっと~」「ほいっとほいっと~」「声だせー!」「ほいっとほいっとー!」
と声を出しながら勇ましく神輿は進んでいきます。
寺町通を北上してきた神輿はいったん鳥居の前を通り過ぎ、
寺町丸太町の交差点に出て、ぐるりと向きを変え再び寺町通へ戻っていきます。
信号待ちの車は、びっくりしたでしょうね。
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もこもこした緑は京都御苑の木々。
再び神社前に戻ると
鳥居の前で前後に動きながら、「ほいっとほいっとー!」と神輿を上下に揺らします。
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神輿の真ん中を担ぐ人は重さを支え、端っこを担当する人は独特のステップをふみながら上下に揺らします。
顔は赤く、厳しく、真剣。
周囲(沿道の見物客も含む)は手拍子で、もしくは扇子で、そして声で、
担ぎ手の士気をあげるように「ほいっとほいっとー!」と盛り上げていきます。
ずいぶん長い間、鳥居前でこの動作が行われました。
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これが終わると、鳥居前に神輿がおかれ、ハシゴがかけられました。
と同時に、マイ携帯の電池容量もゼロに。
ハシゴをのぼったがたいのいい男性はてっぺんの鳳凰をがっととりはずし、肩にかつぎます。
かつがれた鳳凰は先に神社へと戻っていきました。
司令塔は声もかれ枯れに「役員集まって~」と声をかけています。
私が見たのはここまでです。
少し肌寒い日曜日の夜でしたが、寺町通jは熱気でむんむんでした。
いくつか「いいなあ」と思う光景も目にしました。
神輿が休憩タイムをとっている間、
沿道の店などがドリンクや食べ物を提供してくれているようなんです。
それを担ぎ手の人は食べて元気を取り戻します。
マラソンの給水地点のイメージでしょうか。
そして再出発する際、
「シェラメールさん(寺町のケーキ屋さん)から●●をいただきましたー!おおきにー!」
(台詞の細かい点はうろおぼえ)
と拡声器の司令塔がいうと、担ぎ手は大きな拍手をするんですね。
シェラメールの店員さんは店の前に立って、
にこにこと神輿を見送っていました。
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シェラメール前で神輿を見送る店員さんたち
地域っていいなあ
お祭りっていいなあ
よそもんの私はそんなふうにこの光景を眺めました。
ちなみに、巡行に参加したお馬さん。
神輿が落ち着いたあと、調教師に連れられて神社をあとにしています。
どこへ行くのだろうと後をつけると
丸太町通りの歩道を通って河原町通方面に向かっていきました。
その後ろを子どもが数人追っています。
何も知らない人がこの光景を見たら
きっと衝撃を受けるだろうなあ。

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