たとえば、6月30日に食す「みなづき」のような厄除菓子。
京都には他にもいろいろな厄除菓子があります。
今回ご紹介するのは「唐板」です。
ときは863年、京都で流行した疫病を鎮めるため、神泉苑で御霊会が行われました。
その時、疫病除けとして「唐板煎餅」が神前に供えられたといいます。
そして室町時代の応仁の乱後、鞍馬口の御霊神社境内で茶店をはじめたのが
唐板の老舗で知られる「水田玉雲堂」の前身。
古書から製法を学び、唐板煎餅を再興されたんだそうです。
そうして唐板は、御霊神社の名物として広く知られるようになりました。
パリッとした軽い食感。
ほんのり甘く、香ばしい味わいは御茶請けにもぴったり。
薄くて軽いのでお土産にするのもいいですね。