2014年12月に創刊10周年を迎える無料観光情報誌「京都いいとこマップ」。
その誕生した経緯を、当時の編集長に質問してみました。
今の編集スタッフも知らなかった、創刊当時の京都いいとこマップとは…
(編集員K:以下K)「京都いいとこマップ」は、京都市を中心とした観光情報を発信する
無料観光情報誌ですが、どのような経緯で創刊されたんですか?
(元編集長Y:以下Y)遠い昔やからあんまり覚えてないけど(笑)、
当時は地図とクーポンがメインの冊子やったね。
(K)ここに創刊号がありますが
(Y)残ってるんや!もうなくなってると思ってた。
(K)サイズはこの頃から手のひらに乗る持ち運び便利なサイズですが、
今のような冊子形式じゃないんですよね。
(Y)ジャバラ折やね。
内容もクリスマスイルミネーションやし、観光っていうよりは
若者向けのタウン情報誌っていうイメージだった。
(K)創刊当時は「観光情報誌ではなかった」んですね?!
(Y)そうそう
(K)社内でもあまり知られていない話かもしれません。
(Y)そうかもな~。それに創刊当時は大変やってん。
(K)というのは?
(Y)準備期間が1か月しかなかった。
(K)1か月!?
(Y)作ろうって決まって、発刊するまでに1か月。
あれは正直きつかった(笑)
(K)すでにあるものを1か月でつくるのと、
ゼロからつくりあげるのでは全然違いますよね。
(Y)そやろ、俺がんばった。
(K)そもそもなんで「京都いいとこマップ」を作ろうってなったんですか?
(Y)うちは印刷会社(※1)やから、
その見本や印刷的実験という意味もあったんやけど、
「京都いいとこマップ」が始まった10年前、
すでに「いいみやこネット」というショッピングサイトを立ち上げていて、
そのサイトに人を呼び込むべく、つくろうってなったのが
「京都いいとこマップ」というわけ。
(K)知らなかった…
(Y)そやろ~。
(K)その「京都いいとこマップ」がどうして観光情報誌になったんですか?
(Y)一番大きい理由は、京都市観光協会さんの「協力」を得たことやね。
当時、京都市観光協会さんのお店を紹介することになったことで、
デザインも大人向けの上品さが出るようにシフトしたし、
情報も観光色が強くなっていった。
(K)京都市観光協会さんと出会わなければ、
観光情報誌としての「京都いいとこマップ」はなかったと。
(Y)かもしれんね。今頃若者向けフリーペーパーとして
京都の大学生にインタビューとかしてたかもしれんな。
それはそれで楽しそうやな(笑)今度の企画、大学をテーマにしたら?
(K)検討します!
※1 京都いいとこマップを作るのは印刷の通販グラフィックという印刷会社です。
京都いいとこマップ、編集、ライティング、デザイン、撮影、ウェブ制作、印刷まですべて社内でつくっています。
京都いいとこマップの誕生秘話いかがでしたでしょうか。
現編集員も知らなかったエピソードを聞くことができました。
来年、再来年は、また今とは違う「京都いいとこマップ」に成長しているのかもしれませんね。
▼京都ファン必見 京都観光情報誌創刊10周年記念イベントサイト
▼京都いいとこマップの中身を読む
https://kyoto.graphic.co.jp/library/
▼【京都いいとこマップのひみつvol.2】誕生秘話
https://kyoto.graphic.co.jp/blog/archives/18965