御室桜が咲く世界文化遺産「仁和寺」の東沿いの道(原谷苑へとつながる坂道)を歩いていく途中にある「轉法輪寺」。
今までは檀家さんのみにしか公開されていなかったという大涅槃図を、2017年、初めて一般公開されています。
木造で座像の仏像としては京都イチの大きさを誇る阿弥陀如来さまと対面できます。7,5mほどの高さだそうですよ。
手を合わせようと正面の座布団に座り見上げると、ちょうど阿弥陀様と目が合う感じになり、背筋がしゅっとのびるような厳かな気持ちになりました。
ちなみにご本尊のうしろ、本堂の裏堂では「裸型阿弥陀如来立像」という珍しい仏像も拝観できました。はだかで子どもの姿の阿弥陀さまだそうで、袴のようなものをお召しになっています。参拝の時は裏堂もお忘れなく。
そして、大きいのは御本尊だけではありません。今回一般公開される大涅槃図も縦5m30cm、横3m90cmとビッグサイズ。描かれたのは江戸時代の1764年です。
毎日実施されるご住職による「絵解き」では、涅槃図とはそもそも何なのか、何を描いているのかなど、多岐にわたるお話を話上手なご住職がわかりやすくご紹介くださります。みなさん真剣に耳を傾けていました。
受付では特別公開期間限定の御朱印の授与も行われています。
期間は2月26日まで。この機会、お見逃しなく。
【概要】
2017年2月1日~26日
10:00~16:00
参拝料おとな400円、高校・大学生200円
絵解き:11時~/13時~
参拝前に公式HPをチェックしておくとベター
http://www.geocities.jp/tenpourinji/