京都の仕出し文化

わたくしごとですが、とある会合(?)に参加していました。
集まりがあるたびに、いつもお弁当をケータリング。
会合には他府県の方も多く参加されていたんですが、
驚きを隠せない様子で、こんな言葉を投げかけられました。

「京都ってこういうお店多いの?いつも違うお店のお弁当だし、京都ってすごいね」

そういわれると確かに京都にはケータリングのお店をしている人、多いのかも。
なんでだろう?

そう考えた時に思い浮かんだのが、京都の「仕出し」文化でした。
注文に応じて、家庭や寺社、花街などに料理を作って届けるのが仕出し。
いわゆるケータリングですね。
京都の町を歩くと…とくに御所や西陣周辺に多いように感じるのですが(←これは個人的な感覚)
仕出しのお店があちこちにあります。
仕出し専門もあれば、イートインと仕出しの両方を行う店もある。
京都の人は、来客をもてなすためや、
祝い事・祭事のときの食事に仕出しを利用するといいます。
「人をもてなすときに素人の家庭料理では失礼」という京都人の感覚といいましょうか。
この仕出しの文化は江戸時代頃から育まれてきたといわれています。
仕出しのお店は減少しつつあると思いますが、それでも他府県と比べれば多いのではないでしょうか。
そんな土地に根付いた文化が、若い世代にケータリングという言葉で受け継がれているのかもしれません。

ちなみに、今回いただいたお弁当は、
Shishikura Megumiさんのお弁当。
ご自身のはたけと大原のオーガニックファームでとれた野菜を使っているそうです。
野菜たっぷり!おいしかったです。ごちそうさまでした(^人^)

【ゆきち】

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