聖護院とは東大路丸太町の北東にある寺院「聖護院門跡」のことであり
このあたりを指す地名でもあります。
聖護院大根や聖護院かぶといった京野菜発祥の地でもあります。
このエリアがおおいに賑わうのがこの「節分」シーズン。
節分祭が有名な「吉田神社」とも徒歩圏内なので
「節分はしご」をされる方も多いと思います。
また聖護院には2つの八ッ橋店の本店があるので
節分と一緒に八ッ橋巡りも楽しめます。
まずは東大路丸太町角の熊野神社。
境内には八ッ橋の西尾が「無料接待所」を設営。お菓子の接待のほか節分そばやみたらし団子を販売。
熊野神社の福豆はシンボルのヤタガラスが描かれていて
参拝の記念にもなりますね。
熊野神社のあとは「聖護院門跡」へ向かおうと、丸太町通の1本北側の道へ入ります。
すると「お茶とお餅いかがですか~」という声。
八ッ橋の西尾本店横の駐車場を利用してお茶とぜんざい(もしくはきな粉もち)ふるまいが行われていました。
2/2-3日に実施されるそうです。
ちなみに八ッ橋の西尾では、節分限定として鬼やお多福の焼印が入った焼餅を限定販売。
また須賀神社にちなんだ「懸想餅」も限定販売。
昨年オープンした「西尾八ッ橋の里」。
こちらでは庭園を眺めながら、お食事や甘味が楽しめます。
「西尾八ッ橋の里」を過ぎると聖護院門跡。
聖護院門跡の拝観は通常事前予約制。ですが節分の時は予約なしで拝観することができます。
(平成27年2月中旬〜5月下旬は予約拝観も休止されます。
聖護院開山増誉大僧正900年御遠忌記念として
龍谷大学龍谷ミュージアムにて聖護院特別展が開催され、
聖護院内の襖絵、屏風、宝物、仏像などが出展されるからとのこと→☆)
聖護院門跡といえば、修験道の寺・山伏の寺というイメージ。
境内にも山伏さんがいらっしゃるだろうと思いきや、
まず出迎えてくれたのは金棒を手にした強面の赤鬼でした。
私「写真とってもいいですか?」
鬼「あ、じゃあこっちで…」と自ら山門前に移動してキメ!
そのあとは赤鬼さんとハイタッチ!
鬼「これで厄除けばっちりです」(キリッ)
礼儀正しくてサービス精神旺盛な赤鬼さんでした。
でもこの赤鬼さん、明日豆投げられるんだと思うとちょっと切ないというか…
あ、でも聖護院門跡の豆まきでは鬼も参加しているそうなので問題なし(?)ですね。
メイン行事は3日ですが、2日は「柱源護摩」が行われていました。
「ようおまいり~ようおまいり~」という声と護摩の太鼓の音が鳴り響く境内。
聖護院門跡の後は「須賀神社」へ。
烏帽子・水干姿で梅の枝と札を持ち、顔を覆い隠した「懸想文(けそうぶみ)売り」。
彼らも気さくに写真撮影に対応してくださいます。
懸想文もぜひ懸想文売りから授かってみてくださいね。
節分限定販売「須賀多餅」もおすすめです。
須賀神社のあとは、聖護院八ッ橋本店へ。
聖護院八ッ橋では、鬼の顔をかたどったカラフルな生八ッ橋を節分時期に限定販売。
吉田山節分祭売店(大元宮前・本宮前)・聖護院御殿前売店・本店・熊野店・京都駅匠味店で
販売されているそうです。
節分巡りのつもりが、モチモチのおいしいモノ巡りにもなっていた聖護院エリア。
節分の機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
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