縁起物で知られる宝船図。
お正月に枕の下に敷いて寝ると縁起のよい初夢が見られるともいわれています。
さて、京都の「五條天神社」には、日本最古といわれる「宝船」の図があることをご存知でしょうか。
室町時代、節分祭の際に宮中や公家などに献上されていたといわれ(庶民には配られてなかった)、
大正中期頃、菟集家からの希望が多くなったため数量限定で一般に向けても配布するようになったそうです。
節分の日にしか授与されない宝船図。大きいものから色紙サイズのものまで
サイズが選べるのがうれしいところ。こちらは色紙サイズです。
「宝船図」といわれると七福神が乗って賑やかなものをイメージしますが
こちらは稲穂が乗ったシンプルな絵。
色紙には絵に関する解説も添えられていたので興味深く拝読。
現在の境内はマンションに囲まれている「五條天神社」。
創建は平安時代で御祭神が薬の神様であることから
医家の神さまとして信仰をあつめています。
義経と弁慶出会いの地とも知られていますね。
またこのへんには「天使突抜」という不思議な地名があり、
その地名の由来にも関係している神社です。
神社の前は商店街。おもしろいお店・名店も多いんですよ。
参拝と一緒に町巡りも楽しんでみてくださいね。
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