「薩摩」といえば「さつまいも」ヾ(・д・`)
さつまいもが食べたい秋が近づく今日この頃…
京都の観光メッカ「三年坂」にある「清水三年坂美術館」では、
「京薩摩展」という企画展が行われています。
「京薩摩」という輸出用の焼物、しかも現在は作られていない焼物の展示なんです。
薩摩焼は桃山時代に朝鮮半島から大隈半島へ連行された陶工たちによって始められた焼物。
江戸時代にはパリの万国博覧会へ薩摩藩が薩摩焼を出品。高い評価を受けたそうです。
海外での評判を受け、薩摩焼は輸出商品の花形となったそうです。
そうして、東京、横浜、神戸、金沢などでも薩摩風の焼き物が焼かれはじめたとか。
京都では、粟田焼が知られている粟田口周辺で生産され「京薩摩」と呼ばれるようになったそうです。
本家と比べ、より繊細かつ雅やかな作風が特徴だったとか。
生産量では一時、本家を凌いだそうですが、近代の工業化などでじきに衰退。
わずか数十年だけ華開いた「京薩摩」という伝統工芸。
その雅やかな美を満喫してみませんか。
企画展は8月24日~11月18日まで。
入館料大人500円、10時~17時(最終入館16:30)
月火は休館ですが祝日は開館。
【ギャラリートーク】
館長による展示解説。
日程:9月23日
時間:14時~15時
【特別鑑賞会】
京薩摩作品を手にとってご覧いただける鑑賞会。
日程:10月26日・27日
時間:11時~13時半
会場:津田楼
参加費:8000円
詳細こちら
※京薩摩の説明は、企画展パンフレットより引用