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【京都ものづくり紀行vol.2】京都駅から徒歩圏内。オムロンの企業ミュージアムで暮らしを支える「じつは」を発見しよう


京都駅の烏丸中央口から塩小路通を堀川通方面へ歩いていくと、ガラス張りのビルに差し掛かります。「ぼんぼり」をイメージしたという独創的な形のビル。ここは、京都を代表する電機機器メーカー「オムロン」の複合施設「オムロン京都センタービル啓真館(けいしんかん)」です。

この建物の2・3Fに、オムロンの歴史と技術をテーマとする企業ミュージアム「オムロンコミュニケーションプラザ」が開設されていることを知っていますか?
事前予約すれば誰もが無料で入場できる施設で、世界各国から多くの人が見学に訪れています。

1Fで受付を済ませたら、まずはエレベーターで3Fへ。スタッフの方の案内で見学することができます。

展示室の入り口には京都らしさが感じられる白い暖簾。ここをくぐると歴史に関する展示のフロア。映像や実際の製品を通じて、オムロンの歴史を過去から未来へ紐解いていきます。世界初・日本初の製品も多く、見ごたえがあります。

オムロンの創業は1933年。創業者の立石一真氏が、より鮮明で正確な胸部写真が撮影できる「レントゲン撮影用タイマ」の開発に成功したことから始まりました。

駅の混雑が社会問題になっていた1960年代には、券売機や改札機を備えた世界初の無人駅システムを開発。

現存する最古の自動改札機は「機械遺産」(※)にも認定されています。
※国内の機械技術面において歴史的意義のあるものが選出される

このように、オムロンは社会的な課題に対して、それを解決する製品を生み出してきました。

続いて2Fへ移動すると、青白く光る未来的な空間が広がっています。ここは技術フロア。

光と音で演出される空間映像に驚いたあとは、ものづくり工場などで活用される最新技術を体感。

たとえばこのボール。

この高さから落としたら、普通はポーンポーンと跳ねていきますが…

跳ねずに静止!
この瞬間、取材陣からは「おおお~~~」と感嘆の声があがりました。
ボールが落ちた瞬間に台の中にあるモーターが衝撃を吸収しているんです。

こうした技術が、ものづくりの現場で活かされ、世の中の製品開発に役立っているんですね。

ほかにも、車の運転手の集中度をモニターする技術や

年齢や性別、表情を読み取る顔認識技術などが体験できます。
写真は基本の表情が半目だったスタッフと、くりっと見開いたタイプのスタッフの図。

こうした製品を開発し続ける「オムロン」のものづくりに息づくもの。それは、立石氏が制定した【われわれの働きで われわれの生活を向上し よりよい社会をつくりましょう】という企業理念だそうです。
事業を通じて、より良い社会づくりに貢献する精神。展示内容からも感じ取ることができます。

ちなみに、「オムロン」の社名は「御室(おむろ)」からきている、という京都の豆知識はご存知ですか。

御室は世界遺産の仁和寺をはじめ、古くからの歴史が息づく地。創業当時のオムロンは拠点を大阪にしていましたが、時代はちょうど戦時中。御室にあった映画の撮影所を買い取り、疎開工場をつくったことから京都に拠点が移ったそうです。

創業時の「立石電機製作所」という社名が「オムロン」に変更されたのは1990年のこと。ですがそれよりも前から「オムロン」の名は存在していました。じつは、自社製品だったヘアアイロンのブランド名(昭和21年発売)がオムロンだったのです。

▼展示されているヘアアイロン

地名に由来した、やさしい響きの会社名。創業者の立石氏もお気に入りの名前だったのかもしれませんね。

このように、「じつは○○ってそうだったんだ」と驚く内容も多い「オムロンコミュニケーションプラザ」。
京都観光の際は、京都が誇る世界的企業オムロンのミュージアムで、その歴史と技に触れるひと時を過ごされてはいかがでしょうか。

▼オムロンコミュニケーションプラザ
住所:下京区塩小路通堀川東入ル オムロン京都センタービル啓真館内
TEL:075-344-6092 (代)
開館時間:10:00~16:00
見学開始時間:1日4回制(10:00、11:15、13:15、14:30)※1回約60分
休日:オムロン休業日と土日祝休
予約:事前要予約(当日予約は電話で要問い合わせ)1名から予約可能
入館料:無料
アクセス:「京都」駅烏丸中央口から徒歩5分
https://www.omron.co.jp/about/promo/showroom/plaza/

【京都ものづくり紀行vol1】ロームからの感謝の想い、温かな光を地域に届ける「ロームイルミネーション」


86万球の灯りをともす、京都市最大級のイルミネーションイベント「ロームイルミネーション」。第21回目を迎える令和最初のイルミネーションは、11月22日からスタートしました。

初日は子どもたちによるカウントダウンを実施。モニターにもカウントダウンの数字が映し出されます。一斉に電飾が点灯した後はオープニングコンサートが開催されました。点灯前は雨がぱらついていましたが、点灯後、気づけば天候回復。光と音楽が空まで届いたのかもしれませんね。

このイベントを企画・運営する「ローム株式会社」は、1954年に京都で創業。日本の企業の中でいち早くシリコンバレーに進出するなど、創業以来のベンチャー精神で挑戦を重ね、今や世界各地に拠点をもつ電子部品メーカーとして知られています。

「品質第一」でつくられるロームの製品は、パソコンなどの電化製品や、京都・花灯路の露地行灯など様々な場で活用されています。ロームの製品とは気づかなくても、じつは暮らしのそばにある、縁の下の力持ちのような製品を手がけているんですね。

「ロームイルミネーション」は、そんなロームの本社周辺で行われます。本社一帯には工場や施設が建ち並んでいますが、街路樹や公園など緑の空間も多く整備されています。じつはこの緑地化もロームが手掛けたものでした。
「≪森の中の工場≫をテーマに、地域の皆様が暮らしやすいよう本社周辺の緑地化を進めました。しかし冬は木々が落葉し、さびしい雰囲気になってしまいます。それを少しでも明るくしようとはじまったのがこのイルミネーションです」(広報担当談)。

「地域の人が温かな気持ちになれるように」。この想いを基本に開催してきた「ロームイルミネーション」。メタセコイアの並木道「光のプロムナード」では、やわらかな電球色で統一されたイルミネーションが木々の枝1本1本までていねいに張り巡らされています。また、音楽と呼応するイルミネーションショー(光のカクテルガーデン)も毎日開催されています。

ほかにも【土日祝限定】で多彩な催しを実施しています。
・大学生サークルによる関西最大級のアカペラコンサート
・プロが撮影してくれるフォトサービス(イルミネーションスマイルフォト)
・「小川珈琲」によるドリンク・お菓子類の販売
など、いずれも毎年好評の企画です。

そして今年新たに登場した土日祝限定企画が
「Lighting Garden」です。

名倉公園に現れた2つの光のドーム。
ひとつは「flower」、もうひとつは「music」をテーマにデザインした空間です。土日祝には室内でフォトジェニックな写真が撮影できます。

こうした「ロームイルミネーション」を企画運営するのは、ロームで働く社員のみなさん。それぞれの業務をこなしながら、イルミネーションの準備を進めていくそうです。「仕事終わりに会社の外へ出ると、たくさんの人が笑顔で歩いているんですよね。そういった姿を見ると今年もやってよかったと感じます」(運営スタッフ談)。イベント当日の運営ボランティアスタッフを募った時も、応募者多数で定員オーバーになったとか。また、こうした社会貢献イベントを企画していることに魅力を感じ、入社を希望する若いひとたちも少なくないそうです。「ロームイルミネーション」は社員の皆さんにとって「誇り」そのものなのかもしれません。

ちなみに、「ロームイルミネーション」初日のオープニングコンサートで演奏したのは、有志のローム社員で結成された「ローム シンフォニックバンド」です。「音楽でたくさんの笑顔を!」を合言葉に、社内行事をはじめ、福祉施設や地域イベントでも演奏を行っているとか。オープニングコンサートでは子どもたちに大人気の「パプリカ」も演奏。会場にいる老若男女を笑顔にしていました。

ただ夜の街を光で灯すだけでなく、様々な趣向を凝らしてきたローム主催のイルミネーション。その根底には、常に周囲への感謝の想いがありました。開催21回目を迎える今年も「地域の人に喜んでほしい」という想いをこめて、あたたかな光で人々に笑顔を届けます。

▼ロームイルミネーション2019
2019年11月22日(金)~12月25日(水)
16:45~22:00※11/22のみ17:30~
ローム本社(右京区西院溝崎町21)周辺、名倉公園
※土日祝のイベントは雨天中止の場合あり
市バス「西大路五条」バス停から徒歩5分
https://www.rohm.co.jp/illumination

▼会期中はInstagramフォトコンテスト実施!
https://www.instagram.com/rohm_jp_kyoto.illumination/

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