五山送り火、左大文字の前日

京都五山送り火の前日、左大文字の灯る山の麓「金閣寺」に行ってきました。
正確には、金閣寺の総門前、左大文字保存会による護摩木受付場所です。

ここで護摩木(1本300円)を受け取り、用意されているマジックで
それぞれの願い事・姓名・年齢を記します。

絵葉書のほか、Tシャツや手ぬぐいなどオリジナルアイテムも販売。

護摩木受付のうしろでは、大量の松割木。

軽トラで運ばれてきた大量の木材を、

このテント裏でひたすらマキ割りが行われていました。
16日、火床にはこの割木を井の字状に重ねていきます。

夏休み中の小学生からおじいさんまで、みんなが役割分担しながら作業にあたっていました。
こうやって受け継がれてきている行事であることをヒシヒシと実感。

この左大文字は、旧大北山村の人々によって受け継がれてきました。
その町の人たちの菩提寺が「法音寺」というお寺です。平安時代、慈覚大師円仁が創建。
西大路通の1本東側にある通りでひっそりと佇んでいますが、
8月16日には、「施設餓思会」を行い、
その時に使った火が左大文字の親火となって点火されています。

火をどうやって山上へ運ぶかといいますと、大松明を使用。
松明を持った行列が山上へ向かう様子は「松明行列」と呼ばれています。
山上では、大松明から手松明に火を移し、全53ヶ所ある火床でスタンバイ。
鐘の合図とともに、筆順にそって点火していきます。

左大文字での護摩木受付は、16日も行われます。
受付時間は9時~昼過ぎの予定ですが時間は変動する可能性もありますのでご注意ください。

■五山送り火について
https://kyoto.graphic.co.jp/pickup/season/2012/08/theme1/index.html

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