【京都いいとこ鉄道取材班がゆく!】なぜ神社に電車?

明治28年、平安遷都1100年を記念して創建されたのが岡崎のシンボル「平安神宮」。その神苑の入口からわりとすぐのところでで~んと展示されているのが市電車両です。

神苑の木々に囲まれもはや遺跡のような雰囲気を醸し出しています。

京都で「市電」というと、1895年に開業した京都電気鉄道による日本初の一般営業用鉄道のこと。当初は、琵琶湖疏水の水力発電によって動いていました。平安神宮誕生のきっかけにもなった第4回内国勧業博覧会にあわせて開業した路線が平安神宮の近くを走っていた縁もあり、記念として平安神宮へ渡ったようです。

なぜ平安神宮に電車?と疑問に思われがちですが、神宮創建の歴史とつながっていたわけですね!

ちなみにこの車両は、市電の数ある路線のうち、一番最後に廃止された北野線を走っていたらしく、狭軌1形(N電)2号とのこと。N電は通称名で、狭軌(ナロー)車のこと。レールの間隔が標準より狭いと思ってもらえればと思います。

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