5月15日に開催される葵祭。その葵祭にさきがけて多彩な関連行事が上賀茂神社・下鴨神社で執り行われます。ゴールデンウィークや新緑シーズンのお出かけ前に、どんな行事が開催されているのか確認してみましょう。

• 日付
• 行事名
• 場所
• 時間
• 内容

• 5/1
• 賀茂競馬足汰式
  

  （かもくらべうまあしぞろえしき）

• 上賀茂神社
• 13:00頃～
• 5日の「賀茂競馬」に先立ち、出走する馬足の優劣を定める儀式。脚の速さ、馬の年齢などをチェックして当日の組み合わせを決定します。烏帽子に浄衣の装束をまとった乗尻（騎手）が騎乗した馬は、一ノ鳥居から本殿のある方向に向かって1頭ずつ試走します。

• 5/3
• 流鏑馬神事
  

  （やぶさめしんじ）

• 下鴨神社
  （有料観覧席有）
• 13:00頃～
• 神社境内の原生林「糺の森」に100メートル間隔で設けられた3カ所の的をめがけて、疾走する馬の上から矢を放ちます。葵祭の道のりを清める神事です。猛スピードで駆け抜けていく馬の迫力や、的が見事に割れた瞬間などに見学者の歓声があがります。

• 5/4
• 斎王代以下女人列御禊神事
  

  （さいおうだいいかにょにんれつぎょけいしんじ）

• 上賀茂神社
  下鴨神社
  （交代制・H30年は上賀茂神社）
• 10:00頃～
• 葵祭で参列する「斎王代」と女人列に参加する女性50名ほどが身を清める神事。上賀茂神社と下鴨神社が毎年交代で行います。上賀茂神社は御手洗川で、下鴨神社は御手洗池で斎行。手を浸した後、人形を流します。

• 5/5
• 賀茂競馬
  

  （かもくらべうま）

• 上賀茂神社
• 10:00頃～
• 乗尻（騎手）たちが「菖蒲根合わせ」といった儀式を行った後、約400メートルある芝生の馬場で2頭ずつ疾走させます（14時頃）。その様子は「徒然草」などにも描かれ、京都市登録無形民俗文化財にも登録されています。

• 5/5
• 歩射神事
  

  （ぶしゃしんじ）

• 下鴨神社
• 11:00頃～
• 葵祭の沿道を弓矢で清め無事を祈る神事です。弓の弦を鳴らして邪気を祓う神事や、鏑矢の楼門越えを狙う「屋越式」、連続で矢を放つ「百々手式」などさまざまな弓矢の神事を奉納します。

• 5/12
• 御蔭祭
  

  （みかげまつり）

• 下鴨神社
• 9:30頃～
• 比叡山山麓の八瀬御蔭山から神霊を迎える神事。日本最古の神幸列として、古代の祭祀の様子を今に伝えています。各所でさまざまな儀式を行い、16時頃に東游（あずまあそび）という舞楽が本社にて奉納されます。