2011.07.15
蝉しぐれの響く8月。お盆を迎えた京都はどこか厳かな雰囲気に包まれます。万灯会や迎え鐘などお盆の伝統行事が順々に執り行われる中、より多くの注目を集めるのは「京都 五山送り火」でしょう。お盆の終わりに火を灯すことで、あの世に通じる道を明るく照らし、先祖の精霊が無事帰れるようにと祈る伝統行事です。起源は諸説ありますが、民衆に広まったのは室町時代頃といわれています。晩夏を迎えた京都で、夜空を照らす送り火に想いを馳せてはいかがでしょう。
※8月16日は基本的に終日入山禁止となっております。