Monthly Feature 09 京美人へのいざない帖

体内のきれいを導く癒し処

暑さ対策にひんやりしたドリンクや食べ物をとる機会が多い夏。暑さは遠のいても、体は疲れを感じているはず。内側から温めて体を労わりましょう。

京の癒し処 古式 きょうのいやしどころ いにしえ

花街の薬草足湯でほっこりと

京都五花街の中で最も古い歴史をもつ上七軒。連なる町家には、お茶屋さんだけでなく、和小物や和菓子屋、料亭はもちろん、洋食やケーキ、さらに郵便局というバラエティに富んだ町家の景観が楽しめます。そんな上七軒の一角にあるのがタイ式マッサージサロン「古式」。本場の本格マッサージはもちろん、『薬草足湯』もおすすめです。湯は、春ウコン・秋ウコン・こぶみかん・ポンツク生姜・黒ゴマなど20種類以上ものハーブを地下水で煎じたもの。体をあたため血液の循環を良くします。そうすれば老廃物の代謝もスムーズに。施術後にはお茶とお菓子でくつろげます。リラックスした時間が体をすっきりとさせてくれるでしょう。

素夢子古茶家 そむしこちゃや

韓国家庭料理で体にやさしく

スターバックスや文椿ビルヂングなど、人の往来が賑やかな烏丸三条界隈にある茶房「素夢子古茶家」。帯問屋、誉田屋源兵衛氏(十代目)の奥様が韓国人だったこともあり、韓国と日本の文化交流の場として開店しました。韓国の昔ながらの茶房を再現したという店は、やわらかな灯りとアジア各国のインテリアに心落ち着く空間が広がります。いただけるのは、ナツメやニッキなど自然素材を使った漢方茶やお粥で体の調子を整える韓国家庭伝承の食。たとえば滋養が高いといわれる松の実が入った『松の実粥』。ごぼう、梅干、揚げわかめ、ヤッパブ(韓国のおこわ菓子)がセットにつき、いずれも体中にしみわたる、やさしい味わいです。

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いいとこ特集
美肌を導く京コスメ