店主のちえりさんが子どもの頃から食べてきた、お母さんの手料理が中心の店。「いろいろ食べてもらいたくて、ついついつくってしまう」そうで、何種類ものおかずを常に用意しているとか。「豆腐ハンバーグ」は、卵ではなく豆腐と豆乳をつなぎに使った、卵アレルギーの方にもやさしい味。8種の小鉢が付く『おばんざいプレート』のメインで選べます。野菜も豊富なバランスのとれた食事は、家庭的な温もりでいっぱいです。

注文後に1個ずつ成型し、フライパンでじっくり焼かれる「ミリオン」のハンバーグ。1965年の開店以来、その丁寧な仕事は変わりません。ガーリックライスとハンバーグをひと皿に盛り付けた『ロシアンバーグ』は、そんなお店の看板メニュー。いろんな味を楽しみたいなら、3個乗せの『ターキーソースンバーグ』をぜひ。京都大学の学生を思いやり提供されてきた、学生街の味とボリュームに満たされます。

鉄板で焼かれたハンバーグから立ち上る香ばしい香り。その香りをとじ込めるかのようにスチームオーブンでじっくり加熱し、ふっくら仕上げるのが「ヒグチ亭」のハンバーグ。京都和牛と京都ぽーく、それぞれの肉の旨みと肉汁にあふれたおいしさが、『Aコース』のメインで堪能できます。風味を引き立てるのは、赤ワインをベースにしたデミグラスソース。キッシュやパテなど、彩り豊富な5種の前菜と一緒にどうぞ。

京都の老舗喫茶「イノダコーヒ」で長年親しまれている『ハンバーグサンド』は、常連の方をはじめ観光客にも人気のメニュー。フライパンでしっかり焼いた後に、デミグラスソースに絡めて少し煮詰めた熱々のハンバーグを、ソースを染み込ませた6枚切りの食パンでサンドしています。とろけるチェダーチーズの濃厚な味わいと、オニオンスライスの食感がアクセント。ランチだけでなく、軽食をいただきたい時にもおすすめです。