「大人が楽しむひと時」を大切にしている「浅井食堂」の『MIXフライ』。玉ねぎを入れずにつくられたミンチカツは、肉本来のおいしさにあふれ、ミンチと一緒に練り込まれたワインのほのかな香りが余韻となります。クリームコロッケのベシャメルソースにはエビの風味がたっぷり溶け込み、エビフライのエビは天然もの…子どもに「ほんまもん」の洋食を食べさせたい地元の方が、家族連れでよく訪れるというのもうなずけます。

『竹皮セット』に包まれた5つの「天むす」。そのひとつを箸で持ち上げると、ずっしりとした重みに驚くでしょう。肉厚のタラや天然のえびなど、具材はどれも食べ応えあり。衣には一番ダシの利いた天つゆが染みていて、味に深みがあります。時間が経っても崩れないよう粘り気のすくないお米を使った、「ちょっと贅沢なおにぎり」感覚のテイクアウト品。地元商店街から口コミで広まっています。京都散策のおともに、ぜひ。

熟成豚専門とんかつ店の「空蝉亭」がこだわるのは、豚肉本来のおいしさ。独自の発酵エキスに漬け、マイナス１℃の真空で21日以上かけて低温熟成させ、旨みを存分に引き出した豚肉だけを使っています。揚げる際にもその旨みが損なわれないよう、通常よりも低い150℃でゆっくり火を通す徹底ぶり。分厚いのにやわらかくてジューシー、脂の臭みもありません。近隣の女性にも評判のおいしさ。『ロース』で堪能してみませんか。

「おなかいっぱいになって、ゆっくりくつろげる場所に」という想いで営まれるアットホームなお店。大きな唐揚げが3個乗った『唐揚げ定食』が人気で、近くで働く方をはじめリピーターが増えています。鶏肉の下ごしらえにうまさの秘訣があり、余分な脂を切り落とし、タレに漬け込んでから調理。揚げたての熱々は弾力もあり、片栗粉だけを使った衣はサクッとしていて食感軽やか。ご飯がどんどん進むでしょう。