「竹きし」の名物は、定番から季節限定まで10種ほど揃う釜めし。食感を楽しめるように、丹波産の米に滋賀産のもち米を混ぜて炊くなど、こだわりが光る人気の品です。『鶏ときのこ』は、京地鶏やしめじ、まいたけの旨みが広がる上品な味わい。ふたを取るとカツオと昆布のダシがふわっと香り、食欲をそそります。素焼きの釜で持ち帰りができるため、温かさも長持ち。香ばしいおこげもうれしい一品です。

昭和36年創業の「グリル小宝」は、洋食好きな京都人が通う店。野菜や牛すじなどを煮込み、2週間かけてつくる「ドビソース（デミグラスソース）」も有名です。そんなソースを使った定番のメニューが『オムライス（中）』。オムライス専用のケチャップライスは、牛肉と豚肉2種類の素材の旨みと、玉ねぎの甘みがバランス良く感じられる味わいです。玉子と一緒にドビソースを絡めれば、奥深いコクも楽しめます。

手間ひまかけた惣菜の店「ガーニッシュ」は、自宅で本格フレンチを楽しみたい方に重宝されています。クスクスや海の幸をレモンのドレッシングでまとめた『シーフードのタブレ』や、ハーブが香る肉厚の『オリーブのマリネ』。爽やかなジュレが特徴の『パプリカのムース 白ワインジュレ添え』など、店内には常時30種類以上の品が並びます。お気に入りのパンやワインと合わせるのもおすすめです。

あっさりした味わいの京都中華が味わえる「ぎをん森幸」。地元の家族連れが、2代3代に渡って通う名店です。おすすめは、店の人気料理を詰め合わせた『森幸特製弁当』。たけのこやカニ、干し椎茸など5種類の具材をふんわりした玉子の皮で包んだ「春巻」をはじめ、醤油ベースのあんに黒胡椒がピリッときいた「かに玉」。ほどよい甘みと後を引く酸味がたまらない「酢豚」などを贅沢に楽しめます。