2014.01.01
底冷え厳しい冬の京都で、昔から親しまれてきた「あんかけ」料理。寒さしのぎに欠かせないメニューですが、バラエティ豊富な味わいこそ醍醐味です。あんの下には何が隠れ、何が温められ、どんな風味を閉じ込めているのか。気になる「あん」の向こう側まで、お昼におすすめの品々をご紹介します。
- 岡北
おかきた
- 京都の「たぬき」は「きつね」のあんかけ。あんの下は炊いたお揚げです。力強いダシの味わいとアツアツの風味が最後まで味わえます。
- 永正亭
えいしょうてい
- 具だくさんのうどんを「しっぽく」といい、そのあんかけ版が「のっぺい」。注文後にダシで炊いた具を盛り付け、そのおいしさをあんで閉じ込めます。
- 権太呂 金閣寺店
ごんたろ きんかくじてん
- 豊かな風味が香る『京湯葉あんかけそば』。贅沢に使用した生湯葉の下には、ダシの風味が深くしみ込んだシイタケやたけのこ、鶏肉が入っています。
- めん処 みや古
めんどころ みやこ
- スパイシーなのにまろやかな『肉カレーうどん』。自家製ルーを1週間寝かせ、3種の削り節と昆布で取ったダシが効いた、ピリ辛なひと品です。
- 京料理 坂安
きょうりょうり さかやす
- 京料理のダシとコクを深める鶏の旨みが一度に味わえる『あんかけ親子丼』。ご飯に汁が染みないようにあんかけにしたという、心遣いがうれしい品です。
- はしたて
- ダシを生かして旬の味覚を引き立てた『蟹と海老芋のあんかけ丼』。吉野葛のあんをかけ、美山の湯葉とズワイ蟹を盛り付けた豪華なひと品です。