京のこたび

2018.9.1

京のこたび:歴史ロマンを発見 はじめての向日市

向日市があるのは、京都市の南西に位置する乙訓地域。かつて渡来人が移り住み、長岡京(784~794年)に当時の都が置かれるなど、古代からの歴史ロマンがふれる地域です。今回ははじめての向日市観光におすすめのコースをご紹介。定番の歴史スポットを、ご当地グルメやカフェと一緒に巡ってみましょう。

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電車での主要駅までのアクセス
阪急京都線「河原町」駅から「洛西口」駅まで約10分、「西向日」駅まで約13分(桂駅まで特急利用の場合)
JR京都線「京都」駅から普通で「向日町」駅まで約7分
坂の多い向日市の観光は電動自転車(電動車)がおすすめ。阪急「洛西口」駅の改札口を出て右手にある「阪急洛西口駐輪センター」内で借りられます(先着順)。
  • ☎075-391-6681 6:30~23:30(レンタルは翌朝10:00まで可
  • 年末年始休 電動車1日1回420円(普通車は310円)
  • ※免許証など身分証明書の提示が必要
  • 「西向日」駅では普通車のみ貸出を実施
  • (7:00~19:00/レンタルは翌朝10:00まで可)

1竹の径
洛西口駅から登り坂を進むこと10分程で、約1.8キロ続く竹林の散策路「竹の径」に到着。竹の間から注ぐ木漏れ日の中、風をきって自転車で走れば、体中が清々しさで満たされます。毎年10月には4000本以上の竹行灯でライトアップする「竹の径・かぐやの夕べ」を開催。なお竹林は現役のタケノコ畑。竹林内には踏み入らず散策路から眺めて楽しみましょう

2向日市文化資料館
竹林を抜けたら、住宅街の坂道をくだり「向日市文化資料館」へ向かいましょう。桓武天皇によって平城京から遷都された長岡京や、道具・食事など当時の文化に関する展示が充実しています。

3向日神社
資料館の後は、長岡京遷都よりも前に創建され、三間社流造という室町期の建築様式の本殿を持つ「向日神社」を参拝。桜や紅葉の木々が並ぶ坂道の参道も清々しさで満たされています。

4長岡宮跡朝堂院公園
西向日駅方面に進めば、長岡京の重要施設が集う「長岡宮」の跡地を示した案内板が点在。今の国会議事堂にあたる「朝堂院」跡は公園に。案内所では古代衣装が借りられます。記念にいかが。

5中小路家住宅
歴史ストリート・西国街道を南へ行くと、国登録有形文化財の旧家「中小路家住宅」があります。おくどさんのあった土間を改装した喫茶室があり、ケーキやドリンクでひと休み。

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