2012.09.01
京都盆地の東に見える緩やかな山の稜線。「ふとん着て 寝たる姿や 東山」江戸時代の俳人・服部嵐雪(らんせつ)が詠んだ東山の風景に、なるほどとうなずきたくなります。この山々は、いつしか「東山三十六峰」と呼ばれるようになりました。とはいえ、京都の町を巡っていても「この山は三十六峰の…」と意識する機会は少ないかもしれません。そこで今回は、南禅寺周辺から銀閣寺方面へ向かう観光コースをご紹介します。その道中で「東山三十六峰」の存在を感じながら歩いてみましょう。
東山三十六峰 名称(北から):比叡山・御生山・赤山・修学院山・葉山・一乗寺山・茶山・瓜生山・北白川山・月待山・如意ヶ嶽・吉田山・紫雲山・善気山・椿ヶ峰・若王子山・南禅寺山・大日山・神明山・粟田山・華頂山・円山・長楽寺山・双林寺山・東大谷山・高台寺山・霊山・鳥辺山・清水山・清閑寺山・阿弥陀ヶ峰・今熊野山・泉山・恵日山・光明峰・稲荷山
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