Monthly Feature 05 京のアジサイ

京のアジサイ6選

初夏に咲くみずみずしいアジサイの花。多彩なかたちにやさしい色どり。アジサイは京都の歴史ある寺院や町の雰囲気によく似合います。新緑の美しい6月は京都のあじさい処へ、どうぞ足をお運びください。

1.三室戸寺 宇治を彩るアジサイ庭園

3000坪の庭園を持つ宇治の寺院。桜、紅葉、ツツジ、ハス、秋明菊など季節ごとの花々が美しく「花の寺」と称されています。6月の庭園一帯に咲き誇るのは1万株のアジサイ。杉木立がまっすぐと伸びる中を歩いていけば、朱色の山門とやさしい彩りのアジサイとのコントラストも楽しめます。夜にはライトアップを実施する期間も。昼間とは異なる幻想的なムードに浸れるでしょう。
【あじさい園について】
6/1~7/10 (8:30~16:30)
ライトアップは6/11~26の土日
(19:00~21:00/受付終了20:30)

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2.藤森神社 森の中の花園歩き

勝運と馬の神様として競馬関係者の参拝も多い「藤森神社」。森のような境内には「あじさい苑」が2箇所。6月以降になると愛らしいアジサイが咲き誇ります。合計1500坪の苑内に咲くアジサイの数は約3500株。 「紫陽花の宮」と呼ばれるにふさわしい初夏の景色が広がります。社務所には「あじさい鈴守り」(500円)というかわいらしいお守りもあるのでお見逃しなく。
【紫陽花苑について】
6/5から1ヶ月ほど開園予定
※開花状況により前後します。※入苑料300円
6/15は「紫陽花祭」。その他、蹴鞠や雅楽など奉納行事を行う日もあります。

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3.三千院 京都・大原・あじさい苑

のどかな風景が広がる洛北・大原の寺院。初夏になるとみずみずしい青もみじが輝き、青苔も生き生きとした様子を見せます。そして境内には3000株以上のアジサイが開花。金色に輝く阿弥陀三如来座像、境内を流れていく小川、苔の上で微笑むわらべ地蔵…そんな癒しの光景とともにアジサイは訪れる人を楽しませてくれます。山アジサイ、星アジサイなど種類も豊富。
【三千院あじさい祭】
6月中旬~7月上旬に法要と花の開花にあわせて開催。

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4.二尊院 寺と花のコンビネーション

紅葉の名所として名高い参道をもつ「二尊院」。この参道が「青紅葉」の名所として参拝者に喜ばれている頃、境内ではアジサイの花が彩りを添えています。寺の落ち着いた雰囲気にアジサイのやさしい色形。心静かに初夏の散策が楽しめるでしょう。境内を周遊すれば、小倉百人一首ゆかりの藤原定家の庵跡、誰でも撞くことができる「しあわせの鐘」など発見も多いはず。
【アジサイ見学のポイント】
1箇所にかたまって咲くというよりも境内全域に咲いているので、境内を周遊しながらアジサイの風情を楽しむことができます。

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5.善峯寺 アジサイの天空散歩

最寄り駅からバスで走ること約30分。西山の中腹に位置する「善峯寺」の「あじさい苑」はまるで天空の花園。眼下に広がる色とりどりのアジサイと京都の町の眺めはすがすがしい気分にしてくれます。山の斜面に植えられたアジサイの数は約1万本。「あじさい苑」の近くで約330年前から祀られているという「幸福(しあわせ)地蔵」へのお参りも忘れずに。
【アジサイ見学のポイント】
「あじさい苑」は小道があるので間近でも遠方からでも見学可能。また、斜面に咲くことから見上げたり、見下ろしたりとさまざまなアングルの景色を楽しむことができます。

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6.法金剛院 極楽浄土の花を愛でる

平安初期、時の右大臣・清原夏野の山荘をはじまりとする寺院。今や「関西花の寺 第十三番」の札所に選ばれるほど、四季折々の自然美を満喫することができます。花が咲き誇る庭園は、平安末期、鳥羽天皇の中宮・待賢門院が寺を復興した際に造営したもの。極楽浄土を模してつくられたといいます。この庭園に咲くアジサイは、よりいっそう可憐な姿で参拝者に安らぎを与えているようです。
【アジサイ見学のポイント】
アジサイのほかに、花菖蒲や、沙羅、菩提樹、ハスの花などが楽しめます。庭は池泉回遊式庭園なので歩きながら初夏の花の美しさを堪能しては。

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