時代祭は仮装イベントにあらず！時代祭とはいったい何？

2012 10/16

10月22日の年中行事「時代祭」を「仮装パレード」だとお思いの方…じつはいらっしゃるのでは？？
…ということで、時代祭の歴史やその意味について、今日はお話したいと思います。

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●794年10月22日に桓武天皇が長岡京から平安京に都を遷しました。
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●ときは流れ、1895年（明治28年）、平安遷都1100年を祝って「平安神宮」を創建します。

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●同時に「時代祭」も企画。第１回目は25日に挙行されました。
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●こういった事業は、明治維新で活気をなくした「京都の街おこし」の一環でした。
観光都市・京都も、衰退した歴史があるんですね。
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●そして、これらの記念事業を行うにあたり、平安神宮の建築物や神苑、大祭の保存のため
「平安講社」という団体が市民によって組織されました。
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●翌年から「時代祭」は10月22日に行われるようになります。
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●というのも、第１回目の時代祭は、記念祭の意味合いが強いものでしたが、
2回目以降は「平安神宮の祭神が京都の町の繁栄を見ること」が趣旨になりました。
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●そんなわけで、平安遷都日と時代祭の開催日が一緒になったんです。
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●平安神宮のご祭神は、平安遷都を行った桓武天皇。
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●ちなみに孝明天皇もおってご祭神となりました。
なので、時代祭では孝明天皇・桓武天皇がともに町を見物しているんですね。余談ですが、大河「篤姫」では孝明天皇を東儀秀樹氏が演じていらっしゃいました。
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●時代祭では、2000名ほどの人が巡行するのですが、
そのうち、最後尾のほうをいく「神幸列」がご祭神の列にあたります。
時代祭で最も重要なポジションといえるでしょう。
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●じゃあその前の龍馬や秀吉、信長といった歴史風俗行列は何かといいますと…

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●神幸列のお供なんです！
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●そんな盛大な時代祭の行列ですが、私たちはこの行列のみを時代祭と考えがち…かもしれません。
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●22日の時代祭当日、行列が出発する前に、こんな感じで祭儀はすでに行われています。
・7時に平安神宮にて神幸祭
・御鳳輩（ごほうれん：神輿のようなもの）が御所へ出発
・10時半に御苑建礼門前で行在所祭
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●もっといえば、
・5日参役宜状授与祭
・21日前夜祭
・23日後日祭
とかも行われているんです。
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●これで、時代祭が仮装パレードではないということを、お分かりいただけると幸いです（＾＾）
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●ちなみに…
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●2012年の時代祭。
御鳳輦の屋根を飾る鳳凰2体が約７０年ぶりに修復されました！

※矢印部分の鳳凰が金ぴかになります。
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●和気広虫、滝川一益といった人物の装束も新調されているようです。
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●そういった点も今年はご注目ください。
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●今年の時代祭は10月22日（月）開催。
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●平日だからいけないの…という方は、
ぜひ「時代祭UST中継」をご覧ください！！（仕事中だから結局見られない…？？！）
特設サイトはこちら→https://kyoto.graphic.co.jp/live/ust/2012/jidai/index.html
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●ここまで読んでくれた方々、ありがとうございます（＾∀＾）／
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●なんとなく最後までこの書き方で…
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●また明日！！