【京都いいとこマップのひみつvol.2】手のひらサイズへのこだわり

「京都いいとこマップ」は、京都散策時にじゃまにならない、
手のひらに乗るコンパクトなサイズ感が人気です。
このサイズに至った理由とは?再び創刊当時の編集長を直撃しました。

(編集員K:以下K)今度は「京都いいとこマップ」のサイズについて
お話伺いたいと思います。「京都いいとこマップ」最大の特徴といえばこのサイズですよね。

(元編集長Y:以下Y)ポケットにもすっぽり収まるしな!
(スーツの内ポケットから、いいとこマップをスマートに取り出す元編集長)

(K)かさばらないから、鞄に入れて持ち歩きやすいともよくいわれますよね。
とはいえ、創刊した頃のサイズは今と微妙に異なっています。

(Y)微妙にな。
(左から2004年12月号、2005年4月号、2005年6月号)

(K)この微妙な変遷を経て、2005年6月に今と同じサイズになりました。
このサイズは、なんというサイズになるんですか?時々、問い合わせもあるんです。

(Y)それはもちろん「いいとこサイズ」やん。

(K)まあそうなんですけど(笑)実際、編集部のみんなそういってますけど。

(Y)変形サイズやから固定の名称がないんよな。
数字でいうと110mm×200mm。

(K)なぜこの大きさになったんですか?

(Y)紙取りやな。
一番効率の良い紙取りを当時の印刷担当が考えて考えて考えて
このサイズに決まったんやわ。

(K)さすが印刷会社(※1)

(Y)もちろん、持ちやすいサイズがええなあっていう意見が前提にあって
計算してもらったんやけどな。

(K)当時は地図が主役(※2)でしたからなおさらですよね。
そのマップがいつしか冊子形式になりました。

(Y)2005年4月号からか~。けっこう早かったな。

(K)ジャバラ折タイプから冊子形式へ、これには何か理由が?

(Y)………なんやっけ。

(K)覚えてない(笑)

(Y)まあこれも当時の印刷担当が、紙取りを考えてサイズとページ数を決めたんは確かやわ。

(K)なるほど。さすが印刷会社。

(Y)でも、2005年の頃はデザインもまだポップでな~

(K)創刊当時の「若者向け情報マップ」だった時代の名残ですね。(くわしくはvol.1へ
それが大人の上品な京都観光情報誌という雰囲気にリニューアルしたのが2006年12月。

(Y)そうそう。
(左から2005年6月号、2006年12月号)

(K)2006年12月号からのロゴが今でも使われ続けているんですよね。

(Y)そうそう。誰が考えたんやっけな…社内コンペで…当時のデザイナーが…

(K)基本的なコンセプトもこの頃から変わっていませんよね。
ポケットやカバンにおさまる小さなサイズでも、穴場・定番ともに情報が充実している、
大人向けの京都観光情報誌。もちろんずっとオールカラー!

(Y)そやなあ。そう思うとなんか感慨深いな。
ところでキミは「京都いいとこマップ」の編集に携わって何年になるの?

(K)6年…いや、7…8年?とりあえずもうすぐ三十路です。

(Y)30?!もう30になるの!?

(K)そうなんです。

(Y)うわ~~…びっくりやなあ…びっくりしたー…うわ~……
月日の流れは早いなあ。

(K)30代突入とともに、いいとこマップも10年に突入です。めでたい!

(Y)それ、めでたいんか?(笑)

※1 京都いいとこマップは印刷の通販グラフィックという印刷会社が制作しています。
※2 創刊当時、京都いいとこマップは地図がメインのフリーペーパーでした。くわしくはvol.1の記事

話が途中でズレましたが、この10年でほとんど変わっていないサイズの裏話、いかがでしたでしょうか。
みなさんも「いいとこサイズ」の「京都いいとこマップ」を片手に、京都散策を楽しんでくださいね。

▼京都ファン必見 京都観光情報誌創刊10周年記念イベントサイト

▼京都いいとこマップの中身を読む
https://kyoto.graphic.co.jp/library/

▼【京都いいとこマップのひみつvol.1】誕生秘話
https://kyoto.graphic.co.jp/blog/archives/18954

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